喉を潰せば一人前?

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歌手や役者になるのに、「喉を潰さないといい声にならない」というのは10分の1ぐらい本当です。
あくまでも先人たちの試行錯誤の結果です。
喉を潰しながらいい声になったという過程と結果が両方入っています。

「喉を潰す」のが必要条件のように言うのは間違っています
喉を潰すことが手段や目的になると、音声障害への片道切符を手にすることになります。
一生声帯ポリープと付き合っていかなければならないかもしれません。

昔だったら石原軍団でよく言われていましたね。
口発声で発音するから、声を張らないとそれなりの声にならないんですよ。
胸の響きがないので、声帯を歪ませて出す声です。

喉を潰さずに胸の響きを使って出すのがいちばんよい方法です。
実はそのほうがいろんな声に対応できます。

私の音声(20分ほど)でも語っていますので、ぜひお聞きください。

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封建主義的な組織では胸の響きを嫌う

封建主義とは「お偉いさん至上主義」です。

喉を潰しながら、「お腹を使って出せ」という声です。
いわゆる体育会独特の声帯だけを緊張させた、あの声です。

頑張っているように聞こえますが、うるさいだけです。
しかも小声ではしゃべれず、声を張らないと出せないです。
遠くならまだしも、近くでもその声でしか話せないので、声の距離感をつかむのが苦手な人が多いですね。

ぶりっこの女性は嫌いだが、自信をもって話す女性はもっと嫌いな理由

封建主義的な組織では、女性は鼻にかけた媚びた声が好まれます。
語尾をやけに長く伸ばした感じで、甘えたような声でしゃべる感じですね。
しかもキンキンした甲高い声。

ハラスメント体質な人たちにとっては表面上、ぶりっこと呼ばれる女性を嫌います。
胸の響きを使って自信をもって話す女性をもっと嫌う傾向にあります。
ある程度歳のいった男性にそういった傾向がみられますね。

マウントをとれない、つまり、自分の相対的地位を高く置けないからです。
自分が優れていると見せるために、声に自信がない人を自分の周り固めておきます。
表面上は、自身の無い人を嫌っているように言います。

しかし、自信をもって話す女性がいると、その人のせいで自分の相対的地位が下がります。
相対的な優位性を守るために、排斥するようになるわけです。

相対的であることがポイントです。

相手より優れてさえいればよい。
相手を蹴落としてでも。

「喉を潰せ」は支配するため?

喉が潰れると、声の力が弱くなります。
声を出せないですから。

声がよい、つまり、胸の響きが十分にあるというのは、それだけでカリスマ性を持ちます。
人を魅了して惹きつける力ですね。

支配する側にとっては、カリスマ性を持った人が邪魔です。
相対的な地位が下がるから。

潰させて声を上げられないようにし、支配しやすくするというように私は考えております。

脱線しましたが

喉を潰さなくても、十分にいい声になります。

胸の響きを使って、喉仏を下げて、首を若干後ろに倒すように心がければ、声を壊しにくくなります。
声が軽い人でも声が重い人でも共通事項です。
最初は難しいですが、徐々に慣れていけばよいです。

一朝一夕で発声はよくなりませんから、じっと辛抱していくのが大切ですね。
発声は長い時間をかけて積み上げていくものです。

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