音域の切り替わりの見つけ方

音域の切り替わるところ、それぞれ低音域からパッサッジョ域に移り変わるところと、パッサッジョ域から高音域に移り変わるところピボットと呼びます。
切り替わりの軸ですね。

ここの扱いをどうするかがポイントです。

音域の切り替わりの見つけ方

低音域からパッサッジョ域に移り変わる場合と、パッサッジョ域から高音域に移り変わる場合について見ていきましょう。
私の声質はリチャード・ミラーの著書によると、ドラマティックバリトンです。
バスバリトンほどではありませんが重たいバリトンです。
なぜなら、パッサッジョ域がB♭3からE♭4(画像のマーカー部分)にあるからです。

バリトン以外の声種の人は適宜読み替えてください。

低音域からパッサッジョ域に移り変わる場合

首を脱力して前に出します。
パッサッジョを見つけるときだけ、体を楽にして発声してください。
このとき、自分の声を自分の耳で聴いて響きがよいと感じる部分があります。
ここが低音域からパッサッジョ域の間、つまりパッサッジョ域前のピボットです。

私の場合はA3のところで、自分の耳で聴いて響きがよいと感じます(実は響きがよいと感じるのは声が歪んでいるから)。
私より重たい声質、バス・バリトンとかバスの人たちならここの部分で歪みやすいので、簡単に見つけられると思います。
テノールと女声は見つけにくいですが、何度か試してみればわかるようになります。

ピボットから半音だけ上がると、自分の耳で心地よく聞こえてきます。
その状態で発声すると声帯を痛めてしまいますので、首を若干後ろに倒して歌うようにしましょう。
パッサッジョ域ではうなじの力を利用して声を閉じ込めます。
初めて発声するときは両肩で首をはさむような感じでやると、パッサッジョ域が発声しやすくなります。

パッサッジョ域から高音域に移り変わる場合

首を後ろに保ったままハミングしながらパッサッジョ域を出します。
切り替わりのところで、口を完全に閉じるのが少し辛くなります
ここがパッサッジョ域と高音域の間、つまり高音域前のピボットです。
私の場合はE♭で少し辛くなってきます。口が少し開きます。

完全に高音域に入った状態で口を閉じたままにしていると圧力が強くて声帯を痛めてしまいます。
ここで、口を開けてあごを少し下げることにより、力を少し逃がします。
これにより高音域が発声しやすくなります。

もちろん力を逃がすと言ってもハミングの力を逃がすだけですので、首は後ろに保ったままです。
首の力を抜かないように注意!

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