第63回愛知県合唱祭まとめ(6月8日)

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6月1日(土)はこちらから。最初に読むのをお勧めします。
2日目も午後から来ました。HIブロックの全体合唱練習の終わりぐらいのタイミングです。
「音楽の木」は楽譜がないと歌えないですね。さすがに合唱団に混ざるのははばかられます。

私が聴いたのはHIブロックとJブロック。感想用紙はHIとJブロック全部の団体に書いております。
歌わない人がやれるのはこれぐらいですからね。律儀に書きますよ。
今回も各団体へのコメントを書きますよ。

HIブロック

HI-1:東海中学校・高等学校男声合唱団

せっかく聴けると思ったら、都合によりお休みという残念なお知らせですね。
まあ、しょうがないですね。タイミングが悪かったと思って諦めます。
来年聴けるといいです。

HI-2:愛知メンネルコール

東海中学高校が欠席だったので、この団体がHIブロックの始まりです。

「天白沢」も「春愁」も哀愁を誘う歌い方でしたね。
ちょっとパワー不足なのは否めませんが、歌声と曲の雰囲気がマッチしていてよかったです。
寂しい感じをうまく表現していらっしゃると思います。

HI-3:男声合唱団 ダンディライオンズ

2団体続けて多田武彦作品です。
「春を待つ」はちょっと雲行きが怪しかったですが、「柳川」で思い切り立て直してくれました。
最初のオクターブユニゾンをしっかり決めてくれたので安心です。
よっぽどこの曲が好きなんだというぐらい、歌い方に現れていました。
ソロの人の良さが活かされていてよかったです。

HI-4:中部電力合唱団

男声合唱のオンパレードですね。
「出発」は完成度が高かったです。各パートのバランスが良くて、強弱もしっかりわかりやすかったです。
曲の終わりに思わず拍手しそうになりました。

しかしながら、「静かな雨の夜に」はイマイチだと言わざるを得ません。
内声がもう少し出てくれるとよかったという印象です。
伴奏も上の音符をもう少し強くして、他の音を弱くしたほうがよかったですね。
私はピアノを演奏する人間ですので、どうしても伴奏も気になります。

HI-5:男声合唱団SINGERSなも

これにて男声合唱は終わりです。
ここの団体は可もなく不可もなくという感じで歌ってくれますね。
あまり印象に残らなかったと言ったら失礼ですが、まだ発展途上だからしょうがないのかもしれませんね。

曲の感じは宗教曲というよりフォークソング的な感じですね。私には宗教曲のラベルで中身はフォークソングというパッケージ詐欺的なやつに聞こえました
変わった雰囲気の曲を選んでいるのはよかったです。

HI-6:ハーモニー東ヶ丘

マダムな合唱団ですね。とはいっても力強くて軽やかな歌声でした。実に若々しい!
「Like a rainbow」で若々しさを感じましたね。
リズム感もいいし、思わずノリノリになるぐらい、楽しい演奏でした。
曲の雰囲気に合わせて声色も変えているのはしっかりした団体ですね。

とはいったものの「夕凪」で失速した感じがあります。特にソプラノ。
スタミナが持たないのは歳のせi…なんでもない。失礼しました。

HI-7:女声コーラス 青(しょう)

安定感がある合唱団ですね。
1曲目の「夕焼け」の掛け合いは軽やかに決まっていますね。
大中恩作品が余程好きなんでしょうね。すごく自然な感じでわざとらしさがなく聴きやすいです。

2曲目「月のうさぎ」は不気味さや不穏さ、情緒不安定さが出ていて私は大好きですね。
何回も聴いたらクセになってやめられないやつですね(笑)。

HI-8:混声合唱団アンサンブル・クレール

ここも曲ごとの完成度の落差が激しいですね。どうしてこうなった?!おそらく選曲のせいでしょう。

1曲目プーランクの「MARGOTON VA T’A L’IAU」は軽やかで飽きさせない感じでよかったです。
そもそもプーランクの曲自体が音程が合っているのか合っていないのかわからないですね。

2曲目「にじ色の魚」は期待外れでした。完全に選曲ミスでしょう。
もう少しアルトやテノールが活かせる曲を選んだほうがよかったと思います。
この団体の良さが完全に死んでいますね。うーんというレベルです。

HI-9:愛知県立西春高等学校合唱部

このために県合唱祭に来たと言っても過言ではありません!
それぐらい予定を調整してでも聴きたくなる団体です。

歌声よし、演技よし、実に面白いと某天才科学者が言ってしまうような感じですね。あっ、古いですね。
振り付けもわざとらしくなくて自然な感じで思わず見入ってしまいました。

何度聴いても西春高校の演奏には感銘を受けます。

HI-10:混声合唱団 名古屋シティーハーモニー

ここもお年寄りが多い合唱団ですね。演奏に関しては、普通の合唱団ですね。可もなく不可もなく。
重たい曲に挑戦してるのはまだまだ元気な証拠ですね。
ぜひともこれからも続いてほしい団体です。

HI-11:名古屋混声合唱団

西春高校に全く引けをとらないぐらい圧巻の演奏です。
1曲目「Hodie」は迫りくる感じで圧倒されました。
2曲目「LUX AETERNA」(Esenvalds)も32人の比較的少人数とは思えないぐらい迫力ある歌声でしたね。
ホールがジリジリ音で響き渡るので最高ですね。この音がなければ物足りなく感じてしまいますからね。
HIブロックの最後を飾るのに十分すぎるでしょう。

Jブロック

どの団体も完成度が高かったです。ハズレの合唱団を見つけることが困難なぐらいです。ツチノコやネッシーを見つけるよりも難しいかもしれません。

J-1:豊田市少年少女グレイス

さすが招待演奏というだけあって、安定感がありますね。
1曲目の「Viragsairato」は声で雰囲気をしっかり作っていますね。
息でSh.__と風の音を表現したり、ときどき金属音っぽい声の出し方をしていたり、様々な音色があって面白かったです。

2曲目の「Cantate Domino」は宗教曲らしく透明感のある声でした。
曲ごとに雰囲気が違っていて、貫禄が感じられました。

J-2:ensemble Solaris

毎回ここも少人数だと感じさせないぐらいの貫録が十分あります。
中ホールよりも大ホールで聴いた回数のほうが多いです。
大ホールでも大人数の合唱団に劣らないぐらい声量が十分です。

重厚感の中に軽やかさもあっていい感じですね。
西春高校とensemble Solaris目当てで来ていると言っても過言ではありません。

J-3:名古屋市立大学混声合唱団

粗削りですが、今の段階では完成度が高いです。
「にじ色の魚」も「レモンイエローの夏」も各パートしっかり聞こえました。
定期演奏会当日は小劇場で演奏すると思いますが、こういった大ホールに慣れておくのも大事ですね。

J-4:中京大学混声合唱団

ここも粗削りですが、完成度が高いですね。
「僕らはいきものだから」の最後のほうで疲れてきた感じが見えましたが、2曲目「このみちゆけば」の最初からしっかり立て直せたのはよかったです。軽やかに歌えていましたね。
普段の練習でも疲労を意識して練習しているのでしょうか?

J-5:合唱団メタセコイア

全く聴いたことのない合唱団と思ったら、今回が初ステージのようですね。
最初から圧巻の演奏でした。
どのパートもしっかり聞こえていますし、最後のEの低音も聞こえました。
安定感のある歌声だと、聴いている側は安心できますね。

J-6:トヨタ自動車合唱部

コメントを書く時間をしっかり奪ってくれる合唱団ですね。
それぐらい演奏の世界に引きずり込んでくれている証拠です。
観客を惹きつけるのがかなり上手ですね。
前はそこまででもなかったのに、しばらく聴かないうちにかなりレベルアップしていますね。

J-7:あいち混声合唱団

指パッチンと手拍子ですよ。思い出しました。
そういえば私の現役時代ではコール・グランツェの定期演奏会で聴きました。懐かしいです。

この曲は手拍子をすると速くなりがちなんですが、しっかりテンポを守りながら歌えていたので素晴らしいです。
こっちも中間部のほうから手拍子してしまいましたよ。
曲の世界に引きずり込まれるのはいいですよね。

J-8:東海メールクワィアー

元気な合唱団ですね。大中恩作品が大好きなことが伝わってきます。
各パートまんべんなく聞こえてきますし、それぞれの掛け合いもしっかり聞こえてきます。
この感じだと北欧男声作品も気になりますね。

J-9:名古屋コール・ハーモニア

Rutterの世界と歌声が非常にマッチしていて、思わず快感に溺れそうになりました。
MISSA BREVISのGloriaは聴いたことがなくて、軽やかさと重厚感が共存していますね。
John Rutter作品は簡単そうに見える曲でも意外と難しいんですよ。結構作り込まないと粗がバレてしまいますからね。

J-10:合唱団ノース・エコー

アンジェラ・アキ作詞作曲の「手紙」ですね。有名なやつです。
東京混声合唱団の混声4部バージョンを使っているのでポイントが高いです。ここで混声3部を使う団体が多いですが、男声がよっぽど少ないとかの事情でない限り混声4部合唱のほうを使ってほしいですね。

よく知っている曲ですが、飽きさせない演奏でした。
中間部は手拍子しましたもん。引き込まれるでしょう、そりゃあね。

J-11:豊田市少年少女合唱団

なんか大掛かりなものを持ってきたと思ったら「これじゃ!これじゃ!」のために持ってきたんですね。
黄色、青、そして赤は色の三原色ですね。
時々、橙や紫、緑が現れるのはそのためですね。もちろん魔法使いの黒もおわかりでしょう。

演奏の質も演出の質もよかったです。わざとらしくないところが非常にポイントが高いです。


Jブロックの全体合唱は「大地讃頌」だったので、ノース・エコーのところに混ざって歌っていました。
歌ったことのある曲なら混ざりますが、さすがに知らない曲は後ろで聴いているだけです。
楽譜を見なくても覚えていますからね。逆に歌わないのがマナー違反ぐらいだと思っています。


そして、臨時収入があったので、今回は2件飲みに行きました。
1軒目はテング酒場です。いつも行っているところとは違うところに行きましたが、カウンター席周辺が忙しかったので、足早に退散しました。2軒目はゲートタワーモールの13階だったかな?蓬莱泉の日本酒飲み比べセットを注文しました。
お酒はほどほどにして帰りました。あまり酔っぱらいすぎてもよくないですからね。