第63回愛知県合唱祭まとめ(6月1日)
愛知県合唱祭に行ってきました。
毎年名古屋文理大学文化フォーラム(旧稲沢市民会館)で行われていますが、昨年は大ホールが工事中で飛び飛びの日程でした。
今年は中ホールが工事中なので、6月1日(土)、8日(土)、そして9日(日)の3日間に分けて行われます。
ちなみに愛知県合唱祭は6月の第2週に行われるのが一般的なので、大体誕生日を過ぎてから来ることが当たり前ですが、今回はまさかの誕生日前という不思議なものです。
私が名古屋文理大学文化フォーラムに到着したのは14:30前ぐらいですので、Cブロックの終わりのほうですね。
まあ、思ったことを書きますので、辛口になるかもしれません(笑)。
Cブロック
C-5の鷹来女声合唱団コーラス・エッレの途中で来きました。
感想用紙は私が聴いた全部の団体に書いてあると思います。
漏れがあったらすみません(汗)。
C-6: 女声合唱団コール・フリーデ
歳をとってもこうやってステージでしっかり歌えているというのはいいですよね。
ハンガリー語は聴き慣れなくて、正直よくわかりませんでした。宗教曲っぽい感じでしょうか。
ちゃんとハーモニーが出来ていてよかったです。
C-7: 名古屋市民コーラス
超大人数の団体ですね。ステージに収まりきるのか心配です(笑)。
人数の割にはあまり迫力がなかったようにも思えますが、演奏会には間に合わせますよね、多分。
指揮者がよく動くよく動く。全体合唱で私はこっそり歌っていましたが、歌いにくい指揮者ですね。
拍が見えにくいのは致命的です。
Dブロック
このブロックの人数を全部足しても、名古屋市民コーラスの人数には及ばないんですね。
えらい人数少ないなあと思いましたもん。
D-1: 混声合唱団VoxMEA
私はここの団員や指揮者の人と仲良くしています。全く入団する意志はないんですが、それでも暖かく受け入れてくれるのは嬉しいです。
例年県合唱祭だと「う~ん」となる演奏ばかりなんですが、今回は違って完成度の高い演奏でした。
人数が少ないというのも感じさせないぐらい、透明感のある歌声でハーモニーも出来上がっていました。
選曲もいいんでしょうね。VoxMEAの良さが引き出される曲です。
次の地産地唱も楽しみになるぐらい素晴らしい演奏でした。
D-2: あかがめ響和国
たった2人なんですが、会場を支配するぐらいの歌声でした。本当に素晴らしい!
無闇に動いたりせず、堂々とした感じがいいですね。
混声合唱も聴きたくなるような完成度でした。表現はよくないけど続きはWebでとか言われるやつですね(笑)。
D-3: 啓明学館高等学校コーラス部
なんというかあの歌声を聴くと、中学校や高校の合唱コンクールを思い出しますね。
ただそれだけです。
ゴールを愛知県合唱祭にしている感じがあります。
まあ、そういう団体があってもいいんじゃないでしょうか。
D-4: 愛知県立天白高等学校合唱部
ここもそんなに完成度が高くないように感じましたが、技術もそこまで気にせず緩く活動するのも一つの方法でしょう。
全部が全部ストイックだったら、合唱人口は減る一方になりますね。
まあ、緩い団体でも私は続けるモチベーションはありません。
合唱の受け皿としてこういう団体が存在する価値はあります。
D-5: 愛知県立旭野高等学校合唱部
ちょっとレベルが高くなります。優しい歌声でしっかり和音が聞こえてきますね。
ピアノ伴奏の男の子が一人だけだから行きと帰りはどうしてるのでしょうか?
女子と気兼ねなく話せるタイプならいいんでしょうが、それでも気まずさを感じてしまうのはただのお節介ですね。
D-6: コール山茶花
お年寄りになっても合唱に対してモチベーションがあるのは素晴らしいです。何かに熱中できるものがあるのはいいですよね。
技術はお世辞にも高いとは言えませんが、でもね、何とか歌おうとしている姿を見ると私は心を打たれます。
練習にもちゃんと来て、最後まで演奏しようという姿勢を見るとね、聴きに行く価値はありますね。
23歳になる前に合唱に対するモチベーションを失って、ただのモブとなった私ですが、聴くのは好きですね。ブログで辛口コメントをするとんでもない人間ですが(笑)。
D-7: 名古屋合唱団
「ぜんぶ」はよかったんですが、「Flight Song」が失速した感じで残念でした。スタミナ切れでしょうか?発音が全然聞こえてこない。
技術はあるのに活かしきれていませんね。もやっとする後味でした。
たまたま調子が悪かっただけと思いたいです。
全体合唱の練習でこの指揮者の話は長いですね。眠くなりそうです。
Eブロック
終わっても空が明るいとは思いませんでした。夏至までは明るくなる一方ですからね。
E-1: 混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ
名古屋大学というか愛知県の大学すべて見ても大所帯なところはここぐらいでしょうか?
コンクールでも毎回金賞ぐらいのレベルなんでしょうが、演奏はときどき残念になるのがたまにきず。
技術的には問題ないんでしょうが、それを台無しにしているのが完全に選曲です。
「大漁歌い込み」は宮城県の民謡で斎太郎節が有名ですね。
松下耕さんの編曲は残念ですね。あまりにも穏やかになりすぎて、大漁を目指そうには思えません。
よく愛唱曲集に載ってる男声合唱のアレで先入観があるのですが、アレじゃないと本当に満足できません。
荒々しい編曲をしてくれればもう少し完成度は違ったのかなあと思います。
グランツェの元気さを活かすというのは必要ですね。
E-2: 金城学院中学校グリークラブ
J.S.バッハのトッカータとフーガBWV565で始まってしばらく本編に入るのが待ち遠しかったです。
本編は「チューリップ」「ぶんぶんぶん」などの童謡と平均律クラヴィーアの有名なやつを組み合わせた感じですね。
バロックぽさが出ていてよかったです。歌声にもしっかり合っていますし。
前奏で「ちらりー、鼻から牛乳」と思い浮かんでしまったのは内緒(笑)。
E-3: 金城学院高等学校グリークラブ
高校の部も完成度が高くてよかったですね。あんなに踊ってよく歌えるなあと感心しました。
しかも一切ハーモニーを崩さずに大変そうなそぶりさえ見せない。プロ意識がすごいです。
ちなみに「Supercalifragilisticexpialidocious」とは素晴らしいと称賛するときに使う言葉だそうです。英語圏の子どもが一番長い言葉で使いたがるそうです。気になって調べてしまいました。
日本だと南阿蘇水の生まれる白水高原駅みたいなものでしょうか?後はスリランカの首都、スリ=ジャヤワルダナ=プラコッテとかイギリスの正式名称グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国だったり、セントヴィンセント及びグレナディーン諸島とか長ったらしいものを覚えたがるのは子供心だからでしょうか?
寿限無、寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 やぶら小路の藪柑子 パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助は覚えられるとしても、タイの首都、クルンテープマハーナコーンコーシンマヒンタラーユッタヤーマハーディロックポップノッパラッタナラーチャターニーブリーロムウドムラーチャニウェートマハーサターンアモーンピマーンアワターンサティットサッカティッテイヤウィサヌカムプラシットはなかなか覚えられないでしょう。
E-4: はじまりはビアホールから
学生会館とかサークル棟とかの集会室でたまたま集まった人たちで歌ったような感じがします。懐かしさを感じますね。
歌よりもお芝居したほうがいい声出るんじゃないかと思いました。
E-5: 混声合唱団愛知学院グリークラブ
Bassの人がもう少し声出ると嬉しいのですが、能力的に厳しいのでしょうか?あるいは初めて歌ったばかりで慣れない場所で声が出ないのがあるかもしれません。今後の成長に期待ですね。
選曲はもう少しBassの最低音が高いほうがよかったですね。
E-6: 合唱団なごやまるはち
初出場でこの完成度はいいですよね。平均年齢が若いからなのもあるでしょう。
聴いていて安心できる感じですね。これからも楽しみにしています。
E-7: エシュコル
ラストを飾る合唱団として文句なしの貫録。
女声合唱で低音がしっかり出るところは外れるどころか大当たりですね。
宗教曲なんだけどあまりしんみりしすぎないところがいいですね。
最後全体合唱「音楽の木」ですが、私はこの曲を全然知らないので後ろのほうで座って聴いていました。
何回か練習すれば楽譜なしでもいけそうな難易度ですね。
この後は、名古屋駅で純米酒専門YATAで利き酒を楽しんでいました。いろんな日本酒が飲めてよかったです。
店員さんの話によると、来るたびに違う日本酒の味を楽しんでほしいとのことなので、これからも何回か足を運ぶかもしれません。居酒屋では飲んだことのない日本酒ばかりで楽しい空間でした。
追記:
2日目も行ってきました。6月8日(土)の記事はこちら。