権威主義の相対性

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権威主義が行き過ぎると、「お偉いさん至上主義」です。
別名封建主義とも言いますが、日本のニュースで流れているものは、ほとんど行政機関の権威性が相対的に上がるかどうかで決まっています。
警察も警視庁の権威性が相対的に上がるか下がるかで動くかどうかが決まります。

相対的であることがポイントです。
絶対的に上がるかどうかはどうでもいいのです。

だって、極端な話、政府が儲け0で民衆がみんな豊かになるよりも、民衆がみんな貧しくなるほうが、政府としての権威性が相対的に上がるからです。
2017年2月12日に上野千鶴子さんが発言した「平等に貧しくなろう」(この国のかたち 3人の論者に聞く)という発言も、政府としての権威性を相対的に保つために必要だったと言えます。

だけど、無批判的に認めちゃいけない。
既得権益を持った権力機構の権威性が相対的に上がるということは、私たちの負けを意味します。
タブーと言われても、ずっとずっと声を上げていく必要があります。
特に、強い者いじめがタブーと言われているのは、権威性を相対的に下げたらいけないからです。

メンツとは権威性

三崎優太さんを脱税で有罪判決にしたのも、マルサの権威性を相対的に上げるためです。
本来ならば公務員たちは三崎優太さんを金づるとして生活していけて、みんなハッピーです。
お金持ちのおかげでみんな儲かるからいいじゃんと思うでしょうが、それではマルサのメンツにかかわるからです。

メンツとは権威性。
メンツをつぶすとは権威性を相対的に下げるという意味です。

立花孝志さんも山本太郎さんも叩かれているのは、既得権益をもった権力機構の権威性を相対的に下げているから。
彼らもまた既得権益に片足突っ込んでいますが、それ以上に力の強い既得権益をもった権力機構をいじめています。

本来正しい権力の使い方をしていますが、既得権益の人たちが気に食わないから、工作員を使って叩いているわけです。

権利向上に怒る人たち

女性の権利向上に怒る男性たちは、男性たちのメンツが潰れる、つまり権利が相対的に下がると考えています。
LGBTの権利向上に怒る、そうではない人たちも同じく。

別の人たちの権利が向上したからといって、そうではない人たちの生活が脅かされるわけではないです。
いつも通りの生活が待っている。
いつも通りに起きて、いつも通りに食事をして、いつも通りにうんこをして、いつも通りに寝る。
別に邪魔されないんです。

貧乏生徒が1000円のランチを食べようが、自分でためたお金で車を買おうが私たちにとって別に関係ないです。
この人たちが私たちの生活を脅かすことはありません。

鬼の首をとったかのように、いちいちしゃしゃり出て、鉄パイプで思い切り頭を殴るようなことをする必要はないんです。

投票率が低い理由

ちなみに民衆が選挙で投票するのも、既得権益をもった権力機構の権威性が相対的に下がります。
ニュースでは投票率が低いのを問題視していますが、それはただの嘘偽りの言葉です。
本当は低いほうが、権力機構のメンツが保たれる。

柴山昌彦さんは炎上していますね。
これは選挙活動中だったら正しいツイートです。

しかし、現在は選挙活動期間ではありません。
柴山昌彦さんの言うことは間違いです。
おそらく政治について語ると不都合なことがあるからです。
既得権益側としてのメンツが潰れるからです。

タブーだからこそ議論しよう

「お上の言っていることだから従おう」ではありません。

常にお上の言っていることを疑わなければなりません。
特に既得権益をもった権力機構のような強い人に対しては、疑う姿勢でなければなりません。

ニュースを見て、それを鵜呑みにするのは自殺行為です。
いや、自殺行為以上かも。

特に政治の話はタブーとされています。
それは権力者にとって、メンツにかかわるから、わざとタブーと言っているわけです。
本当は自分たちの生活に密接にかかわるものなのに、おとぎ話のような扱いを受けています。

政治の話をタブーとするから、どんどん搾取されている現実。
まずは選挙で投票しましょう。

既得権益側のメンツをつぶす行為は選挙しかありません。民衆ができる行為としては。
選挙に行きましょう。投票しましょう。

  • 風邪で寝込んでいても、這ってでも行きましょう。
  • 遊びの予定を入れていても、無理やり予定を空けてでも行きましょう。
  • 入院していても、一時退院してまで行きましょう。

選挙で投票することはそれぐらい大事なことです。
生活に密接しているから、無関心であってはなりません。

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