変な自己啓発よりも永田孝志さんのブログを読んだほうがよい

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自己啓発本いっぱいありますけど、本当に「自分らしさ」や「個性」を追求するなら、永田孝志さんのブログを読んだほうがよいです。

プロ、音大声楽科講師も通う!宮前区在住 永田孝志の発声革命ブログはこちらから

永田孝志さんとは?

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業

卒業後、独自の発声研究に没頭し、現在30年近くに成り、ようやくその抽象度の高い観点での構造が明らかに成って来た。

国内でのあらゆる柵から独立し、社会的影響を極力受けない研究スタイルを貫き通して来た。

現在、ソニー学園湘北短期大学保育科非常勤講師を兼務。

AmebaOwnedのプロフィールページから引用。

声楽家ではありませんが、現在のプロ歌手のほとんどよりも実力があります。
自分の感覚を頼りに、発声を研究をしている人だといえます。

キレイゴト抜きで現在の発声法について問題提起をしています。

私は2013年5月にこのブログの存在を知りました。
「高音域になるにつれて喉の力を使え」というのには最初は衝撃を受けました。
それまで合唱やっていたのもあって、声を出すときには喉の力を抜かなければならないと思っていました。

いざやってみると、喉の力を使ったほうが声の不具合がなくてびっくりしました。
今まで教えてもらったことは何だったのだろうか?と合唱の発声を鵜呑みにしないという考えが身に付きました。

最初のうちは多少声が暗くなったり、硬い声になったりしましたが、筋肉が慣れていなかったからしょうがないです。
脱力に慣れていたときのクセが抜けきらないから、苦しかったです。
中音域(真ん中のドぐらい)でもうへばっていました。
どうして疲れるのかはこのときはわかっていませんでした。

疲れにくい理由は実は腹式呼吸ではなく、喉ぼとけの位置です。
現在では喉仏を下に保つということがなんとかできて、ようやくスタートラインに立てました。

まだ完成ではありませんよ。
完成と思うのはおこがましいです。
ここから歌を歌っても大丈夫だという最低ラインです。

歌の基礎は喉をしっかり下げることにある

腹式呼吸しか教えない先生はその時点で失格です。
あとは顔の表情が大切だとか「表現」が大切だとかという人もダメです。
聴いているフリだけしてください。

歌を歌う上で最も大切なことは、「喉ぼとけをしっかり下げること」です。
女性の人だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、飲み込んだ時に動く部分を想像するとよいでしょう。
飲み物を飲み込んだ時に手で触ってみてください。
その部分を下げたままにしておくべきです。

首の力を鍛えたほうがよい

喉仏を下げたままにするには、首の力が必要不可欠です。
特に高い音になると、首が前に動こうとしますし、喉仏が上がります。
それを防ぐために、首を少しだけ後ろに倒します。
前に行こうとするのをグイっと抑え込む感じです。

声がスカスカな人はだいたい姿勢が安定しません。
特に上半身が固定されていなくて、動きやすい傾向にあります。
首の力も抜けていて、首がすわっていないという状態にもなりやすいです。

首の力で後ろにグイっと抑え込むのは、相当の苦痛を伴います。
肉体的にも精神的にも。
肉体的には、うなじのところが痛くなりますし、それに伴って腰も痛くなります。
そこを耐えなければなりません。声のためには。
精神的には、「首に力を入れてはいけない」という葛藤ですね。
特に脱力で声を出している人にとっては、やってはいけない行為をやることに等しいですから。

声を鍛えるためには、まずは首の筋肉を鍛えたほうがよいですね。
喉仏を下げたままにすることにもつながります。

小さくしゃべってもよく通り、大きく声を出してもうるさくない

「抑揚のある声」とか「声量のある声」とか「深みのある声」とかよく聞きますが、どういった声でしょうか?

第一条件としてはさっき言った通り、「喉仏が下がっている」ということです。
どの音域でも喉仏の位置を下げたままできていると、この声にマッチしやすいです。
喉仏の位置をキープするために、首の力とお腹の力を使うというのが正しいです。

逆に「薄っぺらい声」とか「平べったい声」とか「喉が締まっている」とかはだいたい喉の位置が高いです。
腹式呼吸は関係ありません。
そういう声だと表情がおかしくなります。

いちばんの自己啓発は声を鍛えること

「声を鍛えさえすればなんでもできる」というわけではありませんが、
人から信用されたければ、まずは声を鍛えることが大切です。
声を鍛えるということは同時に耳を鍛えることにもなります。

自分の意見を通したければ、強行採決で通してはなりません。
ちゃんと相手の意見を聴かなければなりません。

相手の意見を聴くためには、聴く力を鍛えなければなりません。
自分自身も落ち着きがあるようにするには、声を鍛えるのが最短距離です。
声を鍛えるのはどんな小細工よりも難しいですが、「喉仏を下げる」ことを意識してみてください。

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