ノクターン第10番(ショパン)

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ノクターン第10番作品32-2 変イ長調は、1836年から1837年にかけてショパンによって作曲されました。
作品27(第7番第8番)ほどではありませんが、これもまた優雅な感じのノクターンですね。
Cantabileとは書いてありませんが、歌うようにスムーズに弾けるといい雰囲気が出ます。
一見落ち着いているように見せて情緒不安定なところも、私にとってはこの曲の魅力だと思っています。

ChatGPTに聞いたら、

ショパンのノクターン第10番は、彼の作品の中でも非常に美しい曲の1つです。正確には、変イ長調 Op. 10, No. 3 として知られています。この作品は、1830年に作曲され、その後すぐに出版されました。

このノクターンは、ロマン派の感性に満ちた情緒豊かな旋律と洗練された和声が特徴です。ショパンのノクターンは一般的に、独特の美しいメロディと繊細な表現力で知られていますが、この曲もその典型です。

第10番のノクターンは、穏やかな雰囲気と叙情性を持ちながらも、しばしば力強い情熱と情緒的な緊張感が漂います。ピアノの技巧を要求する箇所もありますが、決して技巧を強調するための曲ではなく、感情の表現が中心です。

この曲は、ショパンの音楽の中でも人気があり、多くのピアニストによって演奏されています。その美しい旋律と感情豊かな表現は、聴衆を魅了し続けています。

と最初のほうを間違えてくれます。
こういったあまり有名ではないノクターンに関しては、作品番号までこっちが懇切丁寧に聞いたほうがいいのでしょうね。
音楽にはあまり詳しくないようです。学習が十分足りるようになったら、もう少し結果は変わるのでしょうけれど。

曲の構成

最初


冒頭の2小節が特徴的です。
学校の教室で起立からの礼をしている感じですね。ああ、懐かしいですが、別にあの頃に戻ろうとは思いません。
D♭の2分音符はしっかり親指を押さえたままにしましょう。

そして3小節目からは歌うようにして弾きましょう。
Cantabileとは書いてはいないですが、ノクターン自体歌うようにして弾くものです。
この曲ではlegatoと書いてあるので、歌うようにするのを意識したほうがよいです。

マーカーしてある音符は押さえたままで上の音符を弾くことを覚えておきましょう。


ところどころ押さえたままにしたりしなかったりと忙しいです。
マーカーしてあるところは押さえたままに。

細かい装飾音符の前では徐々に減速していって、後では徐々に加速すると歌っている感じが出ます。


左手の中指を押さえたまま、さらに薬指、小指も押さえたままにするのが見落とされがちです。
指が長くないと難しいポイントですので、どうしても届かないならペダルに頼りましょう。

この細かい装飾音符も先ほどと同じく、装飾音符の前では徐々に減速していって、後では徐々に加速しましょう。

中間部に差し掛かる前のマーカーの音を若干強めに目立たせると、面白さが出ます。

中間部1


ここからへ短調の8分の12拍子になりますが、4分の4拍子の3連符と特にリズムは変わりません。
付点4分音符が4分の4拍子の4分音符と全く同じ長さになので、同じテンポで演奏しましょう。

右手の上の音符がメロディなので、マーカーは省きました。
練習するときは一番上の音だけ取り出して練習するのもありです。

余裕があれば、黄色マーカーの音符にも着目してみるとよいです。
音色を弾き分けるとレベルが高い演奏になります。


ここがいちばん譜読みしにくいところ。臨時記号だらけです。
ダブルフラットが当たり前のように連発します。

よく見てみると、黄色マーカーしてあるところは半音移動ばかり(2か所目だけ全音)だということがわかります。
楽譜は忙しいですが手首のポジション移動はそんなに大きくする必要はありません。
わかったからといってすぐに弾けるわけではありませんが、規則性に着目すると上達が早くなります。

左手の青マーカーも半音移動なので、跳躍の幅がそこまで大きく変化はしません。

中間部2


嬰へ短調に半音上がります。焦燥感に駆られる感じで。
ポップスだと半音上がったり全音上がったりするのはよくあることなんですが、クラシックだと属調とか下属調とかに移調することが多いです。
ショパンはこういった変化のさせ方を好みますね。半音単位での移調を。


ここのフォルティッシモで最高潮にもっていってください。
中間部1と同じく臨時記号で忙しいです。
半音移動という規則性がありますので、落ち着いて弾けば大丈夫です。

再現部


Appassionatoで最初の形に戻ります。
Lentoじゃないのでそんなに遅くしては雰囲気が台無しになります。
ちょっと急かされるような感じで。


leggieriss.はleggerissimoの略です。「すごく軽く」という意味です。中途半端に省略せんでもいいと思いました。
3連符の中に5連符を刻むという初心者にとっては無理難題に近いですが、慣れがだいぶ必要です。
しかも自然に刻み込まないと軽やかさが出てこないので、第2の難所だと思います。

Lentoの前のフェルマータでいったん急停止するように。
ということはこの前の小節は速度を緩めずそのままのテンポで弾きましょう。

Lentoで冒頭2小節と一緒の形で締めくくります。コピペじゃないですよ。
起立、礼、着席というやつですねww

難易度

難しい

演奏時間

5分から6分程度

私の演奏動画

まだ演奏動画ができておりません。
出来次第アップロードしますので、楽しみにしていてください。

ショパンのノクターン一覧

作品番号調性難易度(10段階)演奏時間作曲された年
第1番Op.9-1変ロ短調55~6分1830~1831
第2番Op.9-2変ホ長調44~5分1830~1831
第3番Op.9-3ロ長調77分1830~1831
第4番Op.15-1ヘ長調64分1830
第5番Op.15-2嬰ヘ長調54分1830
第6番Op.15-3ト短調34~5分1830
第7番Op.27-1嬰ハ短調75~6分1835
第8番Op.27-2変ニ長調85~6分1835
第9番Op.32-1ロ長調44~5分1836~1837
第10番Op.32-2変イ長調75~7分1836~1837
第11番Op.37-1ト短調46分1838
第12番Op.37-2ト長調86~7分1838
第13番Op.48-1ハ短調96分1841
第14番Op.48-2嬰へ短調67~8分1841
第15番Op.55-1へ短調65~6分1843
第16番Op.55-2変ホ長調105分1843
第17番Op.62-1ロ長調87~8分1845~1846
第18番Op.62-2ホ長調75~6分1845~1846
第19番(遺作)Op.72-1ホ短調54分1827~1830
第20番(遺作)B.49 KK.IVa-16嬰ハ短調44~5分1830
第21番(遺作)B.108 KK.IVb-8ハ短調33~4分不明

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ノクターンの楽譜はこちら


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エキエル版はコアなファン向け。ショパンの考えに忠実に楽譜にしてあります。