高いパートほど偉い?

合唱団あるあるのお話です。
私が通っていたところでは、パートによる格差はありませんでした。
かなり幸せ者でしょう。

高いパートほど偉い?
ソプラノよりメゾソプラノやアルトは負け組?
テノールよりバリトンやバスは負け組?

いいえ、断じてありません。
逆パターンのバスやアルトの「低いほうが偉い」もあってはなりません。

確かに声のよく出る人たちが、ソプラノやテノールのような高いパートを受け持つ傾向にはあります。
目立ちたがり屋で主旋律を歌うのが何よりも生きがいだという方は多いでしょう。

しかし、声質に合っていなかったら悲惨なことになります。
発声ができていないまま高音域を歌うということは、喉を潰すほうへ一直線です。
本人は気持ちよく歌っていて、喉の不調にも気付かないこともしばしば。
歌えている気になって、周りの注意を聴かないことも。
そして、声が潰れてからやっと、事の重大さに気づく。

慣れていなければ、バリトンやメゾソプラノで歌いましょう

合唱に慣れていない人はバリトンやメゾソプラノで歌うのがよいでしょう。
無理のない音域で歌えるからです。

そして、合唱はみんなの声を合わせて歌うものですから、周りの声を聴く練習にもなります。
最初のうちから、周りの声を聴くようにしましょう。
慣れていないうちはうまくできませんが、少しずつ耳が慣れて聞こえるようになりますので、安心してください。

高い音も低い音もあまり要求されないところで歌えるようになってから、それからパート移動を試みるのもよいでしょう。
基礎をしっかり作ってから、高音域や低音域を広げていくのが一番の近道です。
いきなり無理して喉を潰すよりは、安全で確実な方法です。

私は最低音パートじゃないと嫌だった時期がありました

私は学部生の頃は、最低音をとにかく受け持たないと嫌な時期がありました。
だから、バスからバリトンに移動することは「左遷」だと感じていました。
もちろん、今では合唱団(の練習見学)によっては、どのパートで歌えばいいのか、空気を読んで移動します。
最低音しか受け持たないところもあれば、バリトンやテノール下を歌うところもあります。

永田孝志さんのブログ記事「ソプラノからメゾソプラノへ左遷!?」を見て、移動させられるのは嫌だという気持ちはよくわかります。共感できます。
本来パートごとにエライ・エラクナイはないんですが、やっぱり自分がいいと思ったところ以外に回されるのは嫌だなあと思うのも無理はありません。
私もそうでしたから。最低音以外は受け持ちたくない時期はありました。

本当は自分の声質と周りのパワーバランスと相談して決めるべきことなんですね。
低音がよく出る後輩たちがいて、思ったことです。
最低音パートに固執してはいけないと。
合唱から少しだけ離れたからそういえるのかもしれませんが。

低音が素晴らしかったという昔の面影はたいしてありませんが、その分進歩している部分もあるはずなので、そのときそのときで自分がやりたいようにやっていけばいいのではないでしょうか?

高いパートが偉いとか低いパートが偉いだとか言っているのではなく、自分の声質や各パートのパワーバランスを考えて移動するのが得策です。

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