ノクターン第20番(遺作)(ショパン)

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ノクターン第20番嬰ハ短調は、ショパンによって作曲されました。
作曲時期は1830年ぐらいだと言われています。

第2番ほどではないにしても、かなり有名なノクターンだと思います。
映画「戦場のピアニスト」で聞いたことがある人もいるでしょう。

ちなみに私は記憶の奥底にしまわれたまま、あまり演奏する機会がなく現在に至ります。
ようやく録音できたのでよかったです。

曲の構成

全体的に強弱はppからpで構成されています。
とにかく静かに弾くことを意識したほうがよいですね。
弱い中で強弱をつけると、この曲の雰囲気が出てきます。

最初


有名な始まりの部分ですね。
私は初めて聴いたときはこの部分ぐらいしか記憶にありませんでした。


con forzaの細かい音符は慌てがちなので、慣れないうちはメトロノームで合わせてもよいかもしれません。

中間部1


フォルテであってもガンガン強く弾いてはいけません。台無しになります。
ちょっと音を重くするぐらいの意識がよいです。
2か所ともです。

中間部2


ここの3連符も慌てがちですので、拍を合わせていきましょう。
だけどMIDIみたいに均等になりすぎずに、難しいですがいい塩梅で演奏するとよいです。

最後


Adagioはたっぷりと、どれだけゆっくりしてもよいというのが私の持論です。
そしてTempo Iで呼吸を整えて再現部が始まります。


18連符と35連符が腕の見せ所です。
ここが綺麗に配分されると気持ちいいです。
最後のpppは静かに消えるように、かつ余韻を作ることを意識しましょう。

難易度

比較的易しいですが、18連符と35連符は結構練習必須です。

演奏時間

4~5分程度

私の演奏動画

まあまあ、粗削りな演奏です。
録画しなおすかもしれません。

ショパンのノクターン一覧

作品番号調性難易度(10段階)演奏時間作曲された年
第1番Op.9-1変ロ短調55~6分1830~1831
第2番Op.9-2変ホ長調44~5分1830~1831
第3番Op.9-3ロ長調77分1830~1831
第4番Op.15-1ヘ長調64分1830
第5番Op.15-2嬰ヘ長調54分1830
第6番Op.15-3ト短調34~5分1830
第7番Op.27-1嬰ハ短調75~6分1835
第8番Op.27-2変ニ長調85~6分1835
第9番Op.32-1ロ長調44~5分1836~1837
第10番Op.32-2変イ長調75~7分1836~1837
第11番Op.37-1ト短調46分1838
第12番Op.37-2ト長調86~7分1838
第13番Op.48-1ハ短調96分1841
第14番Op.48-2嬰へ短調67~8分1841
第15番Op.55-1へ短調65~6分1843
第16番Op.55-2変ホ長調105分1843
第17番Op.62-1ロ長調87~8分1845~1846
第18番Op.62-2ホ長調75~6分1845~1846
第19番(遺作)Op.72-1ホ短調54分1827~1830
第20番(遺作)B.49 KK.IVa-16嬰ハ短調44~5分1830
第21番(遺作)B.108 KK.IVb-8ハ短調33~4分不明

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