骨のある歌手は音楽業界で使いづらい現状

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尾崎紀世彦さんとか、美空ひばりさんとか、渡辺真知子さんとか、岩崎宏美さんとか、八神純子さんとか、1980年までの歌手は声の密度が高い歌手がそれなりにいました。(布施明さんや田中雅之さんは声帯の力だけに頼るので、もう一歩のところです)
ぜひとも動画で声を聴いてみてください。

こういった歌手たちは観客を魅了しますが、それと同時に関係者たちとの衝突も多かったです。
尾崎紀世彦さんの若手時代では、自分の意見を曲げられず先輩とも対立することが多々あったという話もあります。
衝突するぐらい軋轢を生むぐらい、歌に対してプライドを持っていたともいえます。

スポンサーなり芸能事務所の上役なり立場を相対的に脅かすぐらいでなければ、私は観客を魅了する歌を歌えないと思っています。
自分を貫き通し、誰にも媚びない姿勢でなければ、強い言い方ですが、音楽を表現する意味はありません。

歌手が弱いのは、スポンサーの力が強すぎるため

現在ではスポンサー(大元は電通)の力があまりにも強くなりすぎて、スポンサーのご意向でしか音楽を作れません。
CMでのタイアップが特に有名ですね。
歌番組でも「話題」の歌手として、スポンサーの言いなりになった音楽を披露しなければなりません。
従順な声の弱い歌手のほうが、逆にテレビに出やすいです。
(というか、CMの音楽は昔の曲の替え歌ばかりで最近新しい曲はあまり出てきません。)

TwitterやFacebookやInstagramなどで、いちいちエゴサーチに熱中しなければならないのも、そのためです。
こちらは以前書いた記事(芸能人がエゴサーチに熱心にならなければならない理由)をご覧になるとよいです。
アンチが多くて否定的なコメントが多くなると、芸能人のイメージが下がり、しいては商品のイメージまで下がってしまいます。なので、なるべく否定的なコメントが出ないように行動しなければなりません。

そんな状況下でも

アナと雪の女王2のエンディングテーマ「Into the unknown」に抜擢された、中元みずきさんは現在ではほとんど見ない、逃げない歌唱をしている歌手だといえます。
多少粗削りな歌い方ではありますが、逃げずに実声で高音域を出せています。
大体の人は最高音のところでファルセットに逃げてしまいますからね。
首の力もそこそこ強いほうではないでしょうか。

やっぱ否定的なコメントが上位表示される

「中元みずき 歌」とか「into the unknown 日本人」とかで検索すると、歌が下手うんぬんのページが上位表示されます。
知ってた。

J-POPは利権主義なので、強い声を持っている人に対しては否定的な意見が上位表示されます。
強い声そのものでカリスマ性を持ちますので、芸能事務所やメディア会社にとってはかなり不都合です。

最近ではあまりテレビに出演していないのもそういうことでしょう。

最後に

「最近の歌手は薄っぺらい」と思ったあなた。
利権構造で成り立っているから、スポンサーや芸能事務所が使いやすい歌手が優先的に選ばれているのです。
声が薄い歌手ほどメディアに出やすいです。

現在歌手でテレビに出ずに活躍している人も要注意です。
声が弱ってきたときにその魔の手は忍び寄ってくるかもしれません。

知ると知らぬでは大きな差です。
まあ、これは私の考えですので、読者のあなた方は別に妄信しないでください。
ぜひとも自分で考えることが大切です。