喉の奥を広げるとは?
歌っているときに、「喉が狭いから、喉の奥を広げて」という指示を受けたことはありますか?
喉の奥を広げていても実は…。
答えを先に言うと
たいていが喉の奥ではなく、口の奥をただ単に広げているだけの声となっている場合が多いです。
喉仏の一番下が振動していない声です。いわゆる口発声ですね。
喉仏が浮いていて、かしこまった声とかそういう感じの声です。
この声だと、力強さは得られるどころか、弱々しいままです。
合唱でもこの声で歌ってほしくないです。
まともに歌えるのがバロック時代の宗教曲ぐらいしかないです。
声が弱々しい分、振り付けは付けやすいですが、そんなことをする余裕があったら声そのものを鍛えたほうがよいです。
声で音楽を聞かせられないから、顔の表情や振り付け、踊りに逃げているという印象ですね。
声が浮いた政治家
自由民主党の誰とは言いません。
ここ最近話題の誰かさんも、声が浮ついていますね。
胸の響きがなく、喉仏が浮いた、よそよそしい声。
れいわ新選組の山本太郎さんやNHKから国民を守る党の立花孝志さんの声は喉仏のいちばん下から出ています。
声の土台がしっかりした感じです。
この人たちの声は聴くのに体力を使います。
自民党の支持率を新聞のとおり信じるとすれば、おそらく声にあるのではないかという印象です。
浮ついた声ばかり聴いている人にとってはすごく聞き取りやすい声です。
すごく優しくて柔らかくて、なんてすばらしい政策を述べているのだろうと、声のイメージで思うのでしょう。
逆に、山本太郎さんや立花孝志さんはどぎつくて、耳が慣れていない人には過激派に聞こえるのも無理はありません。
政策を文字で見たら、どちらが民衆のためになるのかは言うまでもありませんが。
英語学習も同じ
英語が聞き取れないのも根っこが一緒です。
喉仏のいちばん下から発音できないからです。
自分で発音できないものは一切聞き取れません。
例えば、スピードラーニングを何十回何百回と聞き流しても、喉発声ができない限り、聞き取れるようにはなりません。
初心者はとにかく喉発声をマスターしよう
初心者は喉仏を下げるのをあまり気にしなくてよいです。
喉発声ができてからでいいです。
喉仏の一番下から声を出すように意識しましょう。
口先をあまり動かさずに発声してみてください。
あごと胸の間を拳1個分ぐらい開けて、あごを指で軽く押さえながら、発音してみてください。
口先でパクパクさせて発音する癖が抜けるようになります。
最初のうちはやりづらいですが。
欧米人の声は骨格や喉の広さではなく、喉の使い方にあります。
日本人でも喉の使い方を学べば、欧米人の声を出せるようになりますので安心してください。
こちらの記事もお読みください