口発声ができなくなる方法
口発声は声帯だけに力がかかった声で、すごくうるさいキンキンした声です。
これをできなくする方法があります。
日本人の骨格でも口発声ができなくなります。
ヨーロッパ人的な発声に近づけていきましょう。
発声は骨格じゃないからね。
音声で説明していますので、お聴きください。
首の力を鍛えましょう。
そうすると、喉仏を下げやすくなります。
深みのある声は喉仏を下げたまま、首の力を十分に使った声のことを指します。
巷で言われている、喉の奥だけを広げた声ではありません。
巷の発声法は猫背になりやすい
脱力して姿勢を作るので、どうしても首の力が抜けてしまいます。
すると、首が前に出やすくなります。
姿勢が悪くなります。猫背になりやすいです。
その状態で声を出すと、声帯だけが詰まってしまいます。
それを和らげるために、響きを鼻にあてるとか眉間にあてるとかします。
合唱レベルだったらそれで構いません(それでもあまりよくない)が、声楽で独唱するなら迫力が不足します。
ホールで響きません。
オーケストラの音にかき消されます。
最近の声楽で、顔の表情をつけたり体を大きく動かしたりするのは、そのまま歌ってもつまらないから。
わざとらしく歌わないと、それらしい表現ができません。
「マリオ・デル・モナコやマリア・カラスのような立派な声を目指さなくてもいい」とおっしゃる芸大教授もいますが、「目指さなくてもいい」ではなく「目指せない」のです。
喉の使い方が根本的に違うから。
断じて骨格ではない。
日本人でも首をなるべく後ろに倒すように持っていけば、立体的な声が出せるようになります。
骨格は全く関係ありません。
とにかく首を鍛えましょう。
声もよくなるし、姿勢もよくなる。
それこそ本当の美しさではありませんか?
私は強く思います。
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