ワルツ第2番「3つの華麗なる円舞曲第1番」(ショパン)

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ワルツ第2番変イ長調作品34-1は、ショパンによって1835年ごろに作曲されたワルツです。
第1番「華麗なる大円舞曲」ほどではありませんが、結構有名な曲です。
私は作品34のワルツのほうが好きですね。

華麗なる大円舞曲だったり華麗なる円舞曲だったり大円舞曲だったり最初のうちはどれがどれだかわからないこともありましたが、今は一目見ただけでわかるようになりました。
弾けるかどうかは別として、曲ごとの違いが判るのは成長した証ですね。

曲の構成

最初

前奏


ポップスでいったらイントロダクションにあたる部分です。
同じ形が3つ続いているので大きな枠組みでだんだん強くしていきましょう。

3回目のところは小さい枠組みで3回繰り返しなので、ここも徐々に強く。
冒頭のメロディに入る前のところは、5個一組で考えたほうがいいですね。
規則性を見ていくのがよいでしょう。

メイン1


いきなり6度の移動ばかりです。このワルツが難しいと言われる理由の一つです。
上の音符を強めに、下の音符を弱めに弾き分けなければなりません。

左手の和音はホルンのように柔らかい音で演奏してください。
左手の伴奏はほとんどこの形です。


右手の跳躍が忙しいです。速いテンポでスムーズに行わなければならないのでここも難しいポイントです。
左手は上の音符を少し強めに目立たせてください。
少しずつ下降しているというのを気づいてもらいたいからです。

メイン2


繰り返しが終わってから、オクターブがところどころ出てきます。
一番上の音符は4と5を交互にとったほうがいいかもしれません。


音符が細かくて素早く昇らなければいけないところは、緑線を基準にすると合わせやすいです。
13連符なので4分音符にきっちり合わせてはいけません。

中間部

中間部1


ここから変ニ長調に入ります。
左手のマーカーしてあるところは目立たせましょう。この音は是非とも欲しいです。


マーカーしてある音のほうがメロディです。
しかも3回目なので上の音はできる限り絞ったほうがよいです。

中間部2


メイン2の再現なので、主な弾き方は一緒です。

再現部


最初の弾き方とまったく一緒で、少し活発な感じで弾いたほうがよいでしょう。


コーダに差し掛かる前に、少しずつ強くしていって、フォルツァンド(fz)まで気持ちを盛り上げていきましょう。

コーダ


フォルツァンドでピークにもっていった後は、急に小さくしてください。
強弱の対比をつけることによって緊張感を出します。

音符が細かく速く弾かなければならず、しかもマーカーしてある音を目立たせる必要があるので、最後の難関ポイントです。
どの指で演奏するかあらかじめ決めておきましょう。


せかせかした感じで、少しスピードを上げてもいいですね。
ここの右手もスムーズに演奏するために、どの指か決めておきましょう。


ここはだんだんと弱くするところです。
16分音符はしっかりリズムがとれるようにしましょう。


ここもだんだんと弱く、ピアニッシモでとにかく軽いタッチで弾きましょう。
最後は盛大に終わります。

難易度

難しい

演奏時間

5分から6分程度

私の演奏動画

演奏動画はまだできておりません。
出来次第アップロードしますので、楽しみにしていてください。