上のAまで届きました

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首を後ろに保つ発声を続けていたら、ようやく上のA(hi A、A4)まで届きました。
そのときの音声です。
2:30あたりで上のAを出しています。

音声ファイルをダウンロードする

喉の耐久性が追いついていないので、もう少し時間がかかりますね。
まだ上のAは使い物になりません。

凡人の私が唯一長続きする発声

私は声帯が弱くて、巷の発声ではすぐに潰れます

黄金期の発声法を知り、それを6年ほど実践していたら、ここまで高音域が伸びました。
同時に低音域も伸びています。
下のC(low C、C2)までロングトーンできます。

低音域はもう伸びない?

「高音域は努力次第で伸ばせるけど、低音域は伸ばせない」は嘘ですね。
両方とも訓練次第で伸びます。

後ろ側のうなじとか背中とかの筋肉が弱くて、今まで高音域も低音域も満足に出なかっただけです。
合唱団で歌い続けていたら、多分ここまで声は出なかったでしょう。
2018年12月に合唱団VoxMEAの練習に見学に行きましたが、そのときよりは何十倍もレベルアップしたと思います。

あのときは下のCを鳴らすのができませんでしたから。

今では朝の起きたばかりに下のAやB♭(それぞれ、A1とB♭1)をロングトーンできるときもあります。
またそのときの音源もアップロードしますね。

カラオケバトルを見て思ったこと

テレビ東京の「全日本大学生歌うま王決定戦2019:カラオケバトル」を見て思ったのですが、全員声帯だけで歌っていますね。
声帯を痛めそうで心配になります。
今は若いからなんとか大丈夫ですが、40代50代で歌えなくなりますよ。

現在の歌手の問題点

うなじの支えがまったくないので、明るい声ですがその先がありません
どの人の歌も聴いていて飽きてきます。

みんな同じような声なので、声の判断が「高音域が出るか」と「声量があるか」という部分でしかできません。
声の基礎ができていないのに、「高音域が出る」歌手と「声量がある」歌手が素晴らしい扱いされている現状です。

本来は首や背中の力が強くなって、ある程度声に耐久性が出てきてから歌わなければなりません。
それをすっ飛ばしていきなり高音域を歌うから、ポリープを作ることになりかねません。

もちろん日本トップクラスの布施明さんや田中昌之さんも例外ではありません。

実はこっちのほうが聴いてほしい音声

スクイッロが出始めました。
周波数解析すると3000Hzが突出しているはずです。
雑音が多いところで録音していますが、普通に音声が入っています。
音域はC3からE4までバリトンのアリアでよく使う音域で、「a」で発声しています。

声の大きさはmpからmfぐらいで出しています。
あまり本気を出すと近所迷惑になりますので少し控えめにしています。

20m離れたところ

音声ファイルをダウンロードする

40m離れたところ

音声ファイルをダウンロードする

あまり聞こえ方は変わらないでしょう?

しっかり首で声を支えているからです。
声を出した後も喉が痛くなることはありません。

水分補給は小まめにしています。

究極の目標、ジョセフ・ショア

バリトン歌手のジョセフ・ショア(Joseph Shore)氏は、日本ではあまり知られていません。
テノールのアリアで有名な、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」(Nessun Dorma)です。

テノールのような軽やかさや華やかさがなくて硬い響きですが、とにかく安定性があります
最後「Vincero」の部分も声の密度を失わずに出しています。

テノールのマリオ・デル・モナコ(Mario Del Monaco)よりずっと飽きずに聞いていられます。
マリオ・デル・モナコの声は輝かしいですけれど、若干緊張感に欠ける部分がありますね。
声の密度はありますが、派手さに少しだけ偏った形。

同じくテノールのエンリコ・カルーソー(Enrico Caruso)は地味ですが、いちばん安定感があります。
派手さは全くありませんが、とにかく安定感重視で歌っています。

最近の大体の歌手はテノールの軽い人でも、前側で歌っていますね。
顔の表情に必死さが出てしまっています。
あと、音程が揺らぐのを「味」といってごまかしているだけです。
首の筋肉が弱いだけなのに。

最後に

高音域が徐々に出てきましたが、私はまだここで喜びません。
喉の耐久性を鍛えなければ話になりません。

まだまだこれからです。
アリアを歌えるようになるまでは、2年か3年はかかるかな。

音声と同じ内容です。

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