立花孝志さんはまどろっこしい
NHKから国民を守る党の党首、立花孝志さんは回りくどいです。
立花孝志さんはまどろっこしい
有権者から見ても、早くNHKに着手してほしいという意見がありますが、すぐにはできません。
直接NHKという本丸を攻めるより、まずは外堀から弱体化させていく作戦です。
いきなり「NHKをぶっ壊す」といって、本丸に飛び込んでもぶっ壊せるどころか、立花さん自身がぶっ壊されてしまいます。
どうしてまどろっこしいか?
石井紘基さんとジョン・F・ケネディさんのお話をしましょう。
石井紘基さんは2002年10月25日に暴漢に刺されてお亡くなりになりました。
特別会計というブラックボックスに直接手を出してしまったという理由で抹殺されました。
ケネディ第35代アメリカ大統領も、既得権益の闇にいきなり触れて、1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺されてしまいました。
既得権益の頂点をいきなり弱体化させると言ったので、それぞれの関係者の逆鱗に触れてしまったのです。
相手が一致団結しているところを攻めてしまえば、多勢に無勢ですから、無残にもやられてしまいます。
そこが誤算だったと言えます。
立花孝志は日本のドナルド・トランプ
いきなりNHKを攻めても、多勢に無勢なので、逆にぶっ壊されてしまいます。
関連企業からネチネチと攻めていくしかありません。
NHK(と日本のD社)を完全に弱体化させるには、少なくとも3年はかかるでしょう。
それぐらい時間のかかることです。
「こいつ何をトチ狂ったことをやっているんだ?」
と相手に思わせなければなりません。
NHKから国民を守る党に投票した有権者も、そう思う人が多いのは事実です。
「東京MX?マツコ・デラックス?何を回りくどいことをやっているんだ?」
と思うのも無理はありません。
そもそも敵を攻めるときに、明確に「これから攻める」と宣言する人間がいますか?
相手にバレバレです。
やるなら奇襲するでしょう。
味方を騙してでも、実行に移すはずです。
多少不道徳な方法ですけれど、民衆の利益になるように行動するという点では、立花孝志さんはトランプ大統領と一致しています。
マキャベリズムの考え方ですね。
「被疑者になったお話」でも、あえて司法を介入させるという方法をとり、敵を油断させるという方針ですね。
最悪共倒れになるかもしれませんが、既得権益を弱らせることができればそれでよいです。
政治家たるもの、既得権益者と共倒れになる覚悟ができなければ存在価値はありません。
「NHKをぶっ壊す」の本当の意味
NHKの相対的権威性が弱くなれば、必然的に既得権益の強い団体の相対的権威性も弱くなります。
まずはマスメディアという日常生活に密接したところから攻めていくのが、政治家にとってもやるべきところでしょう。
立花孝志さんはNHKをスクランブル放送したら議員を完全に辞職すると言っていますが、その前にメディアの一方的な報道をやめさせるところをスタート地点に置いているのでしょう。
公共の電波を使って反論の機会も与えず、一方的な放送をやめさせなければ、NHKの問題も解決しないと思います。
マスメディア、たいていはテレビの力が大きいですから、そこの力を少しずつ弱めていっています。
そのうち、日本のD社の問題にも着手するでしょう。
ワンイシュー(one issue)を額面通りに受け取ってはいけません。
一つの問題にはその中にいろいろな問題が内在しています。
それらを解決しない限り、本当の意味での問題解決になりません。
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