日本人的な発声とは?

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1年以上前の動画です。
一回見ただけですべてを理解しようと思わないのが、理解する上でのコツかもしれません。
完璧主義を持っていても結局は完璧に到達できないんですから、一種の諦めも必要でしょう(笑)。
だけど完全に諦めモードでもいけません。

声門閉鎖のタイミングが早くて、喉仏が下がりきらないんですよね。
いわゆる「喉が締まった声」です。
胸の響きが使えていなくて、すごくキンキンします。

大抵の指導者は「喉の空間が狭い」としか解釈できません。
まさか喉の使い方にあるなんて思いませんから、喉の空間を無理やり広げることでなんとか「それっぽい声」で終わらせるわけです。
「掘った声」とか「クネーデル」とか「似非オペラ声」とかそういう類です。

「日本人的な」発声とは真逆なのが、「外国人的な」発声。
私は「日本人的な」発声を口発声と呼んで、「外国人的な」発声を喉発声と呼んでいます。

一番手っ取り早く喉発声を体感するには、アルコール飲料を飲むといいです。
酔っぱらったときに声を出してみてください。
その時の感覚の声が喉発声に近いです。

ただし、ALDH2「不活性型」の人は絶対に呑まないように
アルコール飲料ではなく、コーラなどの炭酸飲料を飲むとよいです。
炭酸飲料でゲップしかけたときの喉の使い方をイメージするとよいです。

えっ、最初からこっちを先に説明しろって?

まあ、わかりやすい方法を先に説明したほうがイメージしやすいでしょ?

深い声は矛盾した感覚

深い声を出すと矛盾した感覚に陥ります。
これが実に気持ち悪いです。すごく失敗した感じになります。

今ではここのポジションを体感できないと、逆に気持ち悪くなりますが(笑)。

  • 喉が締まっていて広がっている
  • はっちゃけていてまじめ
  • 快感と苦しさ
  • 首が締め付けられていて脱力している
  • 力を入れまくっていて力を抜いている
  • 正しくて間違っている

皆さん、「何言っているんだ、こいつ」と思います。
その矛盾している感覚が大切です。
どっちつかずという中途半端ではなくて、両極端が同時に存在している感じ。
ほぼ感覚論になってしまいますが、言葉で説明できない領域です。

他人からは怖いと言われる

もう仕方ありません。
この領域に来てしまったら、もう後戻りはできません(笑)。
大人しく「悪役」になるしかありません(笑)。

恐ろしさも秘めている感じのほうがいいじゃありませんか?
人間、いい子ちゃんよりもちょっと悪い人のほうが惹かれるでしょう?
もしかしたらモテるかも。

最後に

いい子ちゃんじゃ「深い声」は出ません。
水戸黄門の悪代官、「おぬしもワルよのぉ」を何回も見たほうがよいです。
ワルの要素を刷り込むのです。