大学共通テストの国語・数学で記述式見送り
新聞の一面に出ていました。
共通テストは私にはもう関係がなくなりましたが、語らないといけませんね。
現場の高校生や先生方は振り回されて大変ですが、延期になって本当によかったです。
記述式は採点が非常に難しいですから、採点者の一存で点数が決まってしまうといっても過言ではありません。
しかも採点する際に、本職の塾講師ではなく、学生アルバイトを動員して行うと言っているのですから、本当に狂気の沙汰です。
どれくらい給料が出るのかはわかりませんが、政府のやることでしょうから、そんなにいい額ではないでしょう。
下手したら「ボランティア」かもしれませんし。
こういった共通テストでは、マークシートで一律に採点できるようにしたほうがよいです。
なぜ変える必要があるのでしょうか?
今までどおりのセンター試験でいいのではないでしょうか?
記述式反対という意見を出すと、「対案は?」と言ってくる人たちがいますが、現状維持だって立派な対案だと思います。
マーガレット・サッチャーは本当にひどいことをしでかしてくれました。
マークシートは苦い思い出しかありませんが、一律に共通に試験を行うのなら、
いちばん適している方法だといえます。
記述試験は各大学で行えばいいと思います。
これも今までどおりのやり方ですね。
政府は「思考力をもった人間が欲しい」と言っていますが、
思考力を養うというのなら、中学校までの教育を根本から変えなければなりません。
だけどそれはやりたくないのでしょう。
権力側に無批判な人間を作りたいから。
センター試験を記述式試験に変えたぐらいで、思考力を養うなんて到底できません。
知識や思考力をつけるというよりは、試験のための勉強をすることに変わりはありません。
まあ、とにかく記述式テストが延期になったのは本当によかったです。
高校生たちがデモをしてくれたおかげでしょう。
もっと言えば、このまま立ち消えになってほしいです。