資産の価値が98%に

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本日10月1日から、消費税が8%から10%に上がりました。
増税は2014年4月1日に、5%から8%になったとき以来です。

消費税増税は私たちにとって致命的です。
どういうことかというと、物価が上がっただけではなく、資産の価値が落ちたことも意味します。

資産の価値が98%に

なぜ資産の価値が98%なのか?

消費税なしのときは、本体価格だけで購入できますね。
消費税が8パーセントのときは、本体価格だけでなく、本体価格の8パーセント、つまり0.08倍余分に支払わなければなりません。
つまり、本体価格の1.08倍お金を出さなければ買えません。
消費税が10パーセントのときも同じように考えると、本体価格の1.1倍お金を出さなければ買えません。

普段の買い物で、増税前よりも1.10 / 1.08 = 1.018518…、つまり約1.02倍ほどの金額で買わなければなりません。
増税後のお金の価値は、これの逆数になるので、1.08 / 1.10 = 0.9818…、つまり、約0.98倍、98パーセントになってしまいます。

大体の人たちは資産といっても現金しか保有していないので、資産を実質2%失ったことになります。

それでも増税する意味

増税したら経済が冷え込むのは当然です。
だって、資産を失っているのですから。

なぜ、冷え込むとわかっていて増税するのか?

上級国民たちの利益や権威性を相対的に上げるためです。
絶対的ではなくて、相対的であることがポイントです。
つまり、民衆がどれだけ貧しくなっても、上級国民様たちの生活が相対的によければ、それで許されるわけです。

民衆全員で儲けてもらって(悪い言い方をすれば、金づるから)税収を上げて、上級国民の権威性を少しずつ高めていくのは遅いです。

現在、上級国民の不祥事で権威性が下がりつつあります。
どうやったら権威性が相対的に上がるかは、想像するのは難しくないでしょう。

要するに、民衆全員で儲けて税収を上げるよりも、民衆を痛めつけて権利を失わせたほうが、手っ取り早く権威性が相対的に上がります
FX商材プロの部屋」の内容を引用すると、

民衆が貧しくなればなるほど官僚の権限が上がる

の正体は、民衆から見た官僚の権威性が相対的に上がることです。

衆議院議員選挙はいつになるのやら。

そのときはちゃんと投票しましょう。
白票も棄権もダメです。
必ずどこかには投票しなければ意味がありません。

消費税増税で社会保障されたことはない

大体の人たちは「消費税は社会保障に使われます」と言われて、それに騙されてしまいます。
一度も社会保障に使われたことはありません。

むしろ、社会保障はどんどん削られていく一方です。

生活保護費や年金を見てください。
あれでどうやって暮らしていけというのでしょうか?

それは稼げないやつの言い訳という人もいるでしょう。
でも、そういうのは自己責任で済ましてはなりません。

杉田水脈さんの言う「生産性」がなくても、憲法第25条「生存権」が保証されなければなりません。

第25条
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

国が生存権を保証する義務があります。
義務は国民ではなく政府にあります。

弱者をすべて面倒見るのはできません。
でも、「政府が弱者に寄り添ったら、国が亡びる」というのは乱暴な考えです。
そういう自己責任で片付くなら、政府は必要ありません。
行政のお世話になる必要もなく、自分の力で稼いで、自分で自分を守ればいいだけの話です。

女性の権利向上だってLGBTの権利向上だって本当は言葉にする必要はありません。
ただ生きているだけで本来ならば普通通りの生活が暮らせればよいのです。
そこにわざと格差を作って、権利を権利ではないものに変えています。

増税したら、それこそ生存権がだれしも与えられるものでなくなってしまいます。
社会保障が社会保障でなくなる、資産のある人だけが生き残るシステムに早変わりしてしまいます。
(その資産のある人も政府の意向で資産のない人に変貌することもあります)

最後に

本当に増税される一方でいいのでしょうか?
また、今度の増税でも「社会保障に使われる」というデマを信じるのですか?
もう一回よく考えてください。

持たざる者の私たちが既得権益の強い人に付いたからって、別に何も恩恵が受けられるわけではありませんよ。
逆に受けられないどころか、利用されるだけ利用されて捨てられます

学校のお勉強を鵜呑みにしてはいけません。
学校以外のところで考える時間を作ったほうがよいですね。

最初は1秒でもいい。
周りの言葉に踊らされず考えることが大切です。

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