第66回愛知県合唱コンクール(2026年8月9日)
今年もなんだかんだ言って、合唱コンクールに足を運びました。なんといえばいいんだろう。とりあえず気になった団体の演奏を聴くためだとはいっても、社会人団体にしか興味がないので、2日目8月9日(日)の14:40ぐらいに到着しました。
いきなり脱線します。この前日は、ストリートピアノ仲間の結婚披露宴で非常に幸せな気持ちになりました。ピアノは私がまず第一に「麦の唄」です。お二人がこれからも強く生きてほしいという想いがあります。場所は栄の芸術文化センター10階、ウルフギャング・パック愛知芸術文化センター店です。ここのピアノはミライズタワーにもともと置いてあったピアノで、ストリートピアノを演奏する人にとっては思い入れのあるピアノだそうです。ほどよい重たさがあって弾きやすいです。

という幸せな余韻に浸りながら、過充電気味で稲沢の名古屋文理大学文化フォーラム(旧稲沢市民会館)にやってきたわけですが、私が到着して、まずは喫煙所に直行しますね。私こうみえてもそこそこの喫煙者で、特にピアノを演奏した後はタバコが吸いたくなってしょうがないのです。ここに来る前にストリートピアノでショパンの舟歌Op.60を演奏していたので、タバコを吸わずにはいられません。いわゆるヤニカスですね。

しばしタバコを楽しんだ後、受付に行って当日券を買いました。1,000円ってコンクールだからでしょうか?合唱祭だと700円だから、格式の高さも影響するのでしょうね。

会場入ったはいいですが、まだ高校生の部の表彰式だったので、入れません。地下1階のロビーで時間を潰そうと考えていたら、ちょうど大学時代の友人に出会い、昔話に華を咲かせ…ませんでした。お互いの近況報告ですね。久しぶりに同級生に会えるというのはうれしいものですよ。
クソ長い前置きはここまでにしておいて、今回のコンクールについての感想を述べていきます。独断と偏見でしか見ていないので、中立性を期待している方は回れ右するのが賢明な判断だと思われます。AIを使って書くと、下手に中立性のある文章になってつまらないので、こういう文章は私は絶対に使わずに自分の独断と偏見で書くのが面白いと考えております。いつもこういった合唱のみならず、音楽に関するイベントだと完全に自分の文章で書きますね。
大学職場一般部門(室内合唱の部)
室内合唱ってなんでやねん。屋外で歌っても室内合唱と言うんですよ。人数が少ない合唱を指します。なんか紛らわしいと思いませんか?私は初見では理解できませんでした。初見演奏は得意ですが、単語では初見では推察できなかったものの一つです。
室内合唱は混声合唱団VoxMEA、Ensemble Spicy、そしてエシュコルの順番です。というかこの順番去年も見たような気がする。というか順番も昨年と一緒ですね。
混声合唱団VoxMEA
相手が悪いですわ。Ensemble Spicyのほうがレベルが高いのは言うまでもありません。でもね、こうやってコンクールに向けてしっかり調整しているところに感銘を受けます。毎回ね、挑戦していく姿勢、継続していく姿勢はなかなか真似できるものではありません。
課題曲「O sonno」はちょっと惜しかった感じです。入り方がぼやけてしまって、少し曲全体の締まりが若干悪くなったのを感じました。和音の作り方がよいだけに悔やまれますね。2曲目「Ave Maria」と3曲目「Tantum ergo」でようやくエンジンがかかってきたような印象を受けます。ここから喉が温まりだして、声が出やすいように聞こえました。この人数の割にはしっかり息が続いてますし、カンニングブレスの使い方も素晴らしいですね。
Ensemble Spicy
名古屋名物「あんかけスパゲッティ」とも掛けていそうな名前だと常々思っています。去年よりは和音の作り方が丁寧になったように思います。元の声量があるところに、丁寧さが増したように感じます。室内合唱金賞は堂々ととれるレベルです。
課題曲「O sonno」は入りからしっかり鳴っていますし、1番目と2番目で表現に差をつけているところも面白いです。自由曲「Ejszaka」と「Reggel」はおそらくAttacaでしょう。最初遠くから鳴ってきて、徐々に近づいてきているような印象です。音楽の遠近法とでもいいましょうか、立体感がありましたね。ロングトーンもしっかり保っていましたし、よく息が続いていたなあという印象です。4曲目「贈物」は不穏な感じがよかったです。文句なしの金賞でしょう。
エシュコル
パワーがあるのはいいんですが、ねっとりしすぎな気がします。軽やかな曲には不向きな印象だと感じました。
課題曲「私のいのちは」は寂しい感じが表現できていましたが、ただ一つ惜しい点が、最後長3度のピカルディ終止がうまく決まらなかったのがもったいなかったです。ピッチがどちらにも振れていなかったのが、うーんとなってしまうところでしたね。
2曲目「Laudate Dominum」はおそらく軽やかな曲調だと思われますが、声と曲がマッチしていない印象です。もう少しスタカートをしつこくしてもやりすぎにならないと思った次第でした。ロングトーンにはかなり強そうだなとみています。
3曲目「桜の院」は作曲者:大田桜子の名前と掛けているのでしょうか。各パートが主張し合っていましたが、しつこさは感じませんでした。桜の下で日光を浴びている感じですね。桜の香りに包まれているような情景が思い浮かばれます。音楽そのものが生き物のような印象を受けました。素晴らしいですね。
大学職場一般部門(同声合唱の部)
室内合唱とあまり人数が変わらないというのは言ってはいけないお約束。明確に25人以上を室内合唱ではないと指していますが、「合唱団 憩い」がこの枠組みに外れるので、プログラムを組む人たちは大変でしょう。どこに入れるか迷っていたことが想像できます。
合唱団 憩い
たった8人とは思えないぐらい重厚感があります。ピアノ伴奏を入れても全然減衰しないのは個々の能力が高いことを証明しています。パワーもありつつ、ハーモニーもしっかり組み立てられている印象でした。
課題曲「私のいのちは」はですが、最初から度肝を抜かれました。8人なのに大勢の合唱団に一切引けをとらない歌声でした。欲を言えばメゾ・ソプラノの人たちがもう少し強く出てもよかったですが、まあ内声ですしよいでしょう(上から目線で失礼しました)。
2曲目「太陽と海と季節が」は伴奏があっても、無伴奏と全然変わらず堂々と歌っていましたね。安定感がありますし、声に明るさがあります。非常に感銘を受けました。
男声合唱団 響
パワフルな男声合唱を聴かせてくれるので嬉しいです。小細工なしの若干脳筋寄りの演奏は男声合唱でしか味わえないとみています。若干粗削りなところはありますが、これがいいんです。下手に綺麗にまとめようとか考えすぎるといけません。そういうのは混声合唱でOKとご案内されてしまいます。
課題曲「海景色」はこの響きなんです!男声合唱のパワフルさをこれでもかというぐらい押し出した曲です。選曲が素晴らしいですね。合唱団の良さを引き出しています。
2曲目「落下傘」もまた、脳筋的なスタイルです。きれいさよりもパワフルさを利かせる感じです。かといって、p系が犠牲になるわけでもないので、出すところはしっかり出して、弱めるところはしっかり弱めることができています。
クール・ジョワイエ
こちらも男声合唱団です。最初はなんか心もとない感じでしたが、最後のほうでエンジンがかかってきたのでよかったです。
課題曲「いとあはれなる事も侍りき」ですが、こちらを選んだのはよかったと思います。高音域も低音域もあまり聞こえにくかったというかちょっとぼやけた感じだったので、「海景色」じゃなくてこちらのほうが正解だったでしょう。
2曲目「第2ヴォカリーズ」と3曲目「食卓の伝説」はどちらも不気味な感じで、言い方は悪いですが音程を外してもバレなさそうという印象です。内なる狂気を表現できていましたね。そういった意味では自分たちの実力に合った曲を選んでいるといえるでしょう。
VOCI BRILLANTI
女声合唱でこちらもクオリティが高い演奏をしてくれますが、今回声量の割には思ったより声が飛んでこない印象です。体を大きく揺らしすぎなんですよね。そちらにエネルギーをとられて声にできていない印象です。審査員受けはいいかもしれませんが、私は好みません。本人たちはうまく歌えた気になっていて結構喉の負担が大きいので、意図して体を動かさないという訓練も必要になるでしょう。
課題曲「ばら・きく・なずな」はハーモニーは合っていますが、なんというか落ち着きがないというか。曲の感情にとらわれすぎているという印象でした。上手ですがもったいない。
2曲目「コスモスのうた」と3曲目「いちばんぼし」は特にこれといって問題はなかったという印象です。転調が何度もあろうがそれをものともしない感じでしたね。コード進行が難しくても特に気にしていないというか。最後「鳥」ですが、セリフ中はもっと合唱を抑えたほうがよいように聞こえました。セリフが終わってからまた大きくすれば、盛り上がりができるのでもったいなかったと感じました。
大学職場一般部門(混声合唱の部)
課題曲がみんな一緒でした。コンクールの好きじゃない点はこうやって同じような曲が重なるのが、なんというか、くどさを感じますよね。それはさておき同じ曲だからこそ団の特色、曲の作り方に対する姿勢がモロ現れます。
合唱団うぃろう
課題曲は「河」ですね。休符の取り方、緊張感の作り方がよいですね。1か月ほど前の地産地唱と同じような出来栄えに聞こえます。特に難なく終わってという感じですね。ピアノ伴奏の作り方はここが一番よいでしょう。ff系で音が汚くなるのを恐れないというか、大胆にやるべきところで演奏出来ています。2曲目「アモール・ファティ」。ラテン語でAmor Fatiと書きます。Wikipediaによると以下の通りです。
「運命を愛する」または「運命愛」を意味する言葉です。ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェがその思想を象徴する言葉として用いたことで広く知られ、良いことだけでなく、苦しみや悲しみも含めて自分の身に起きるすべての現実を肯定し、受け入れる生き方を表します。
この曲は悲しみのほうが大きいように思いましたね。狂気というかそういうものを感じました。コンクールで連弾を選ぶというのはこの団だからこそできるというものでしょう。大人数をちゃんと活かしているように聞こえました。
合唱団 花集庵
こちらは課題曲はあまりスピードを控えめの安全狙いですね。うぃろうは結構危ないところまで攻めていますが、花集庵は完全に安全圏で歌っていたという印象です。ユニゾンの作り方はこちらのほうがよいでしょう。
自由曲は毎度おなじみのPekka Kostiainenの「Sanctus」と「Jaakobin isot pojat」です。今年度はこの2曲さえあれば完全に合唱団の名前を憶えてもらえるでしょう。愛知県合唱祭、合唱フェス地産地唱に引き続いてコンクールでも同じ曲を突き通す姿勢が大事ですね。演出は少し変わったように見えますが気のせいでしょうか?
合唱団ノース・エコー
ここも課題曲はゆっくり目ですし、ピアノ伴奏はより控えめですね。あまりくどすぎなくていいんですが、うぃろうや花集庵を聴いた後だと若干物足りない印象になってしまうのはしょうがないところです。
自由曲「空に小鳥がいなくなった日」はピアノのタッチが音色が豊かで、歌声もまた不穏さが強調されています。明るい音色だからこそ、より不穏さに磨きがかかっています。もう一方、「Universi」は県合唱祭よりもより荘厳になった印象です。安定感が増しましたね。最後無伴奏で終わらせたのはよい選択でした。
岡崎混声合唱団
さらに課題曲はゆっくりと控えめとなっています。あまりためずにさらさらと淡々としています。うぃろうがねちっこいだけかもしれません。本来はこういう歌い方が望ましいかもしれません。ただもったいないのが伴奏が力不足すぎるところです。合唱に完全に埋もれていてあまり聞こえません。
自由曲「狂恋の一滴 ~恋の色彩 抄~」ですが、やはりこちらもピアノ伴奏は圧倒的に力不足ですね。合唱はちゃんと狂気さがあるのに対してピアノは上品過ぎるというか、音を外さないのを恐れているかのようです。下手ではないけれどうぃろうの伴奏を聞いてしまうと、どうしても見劣りしてしまうのは否めませんね。
第66回愛知県合唱コンクールについて最後に
どこの団体もハイレベルでした。難しい曲に取り組んでいて、コンクールに照準を合わせられるのは並大抵のことではありません。素晴らしい演奏をありがとうございました。また来年も行くかもしれませんし行かないかもしれません。気が向いたら行きます。
まだまだ続きます
大学時代の友人ととりあえず一緒に行動して、ホールから国府宮駅まで歩きながらたわいない話をしていたんですね。大学当時のままから変わらない部分もあれば、変わる部分もある。そういうのがいいんですね。でも根っこのところは変わりませんね。久しぶりに会ったというのに久しぶりという感じがあまりなかったのはそういうことかもしれません。私自身、いつものように挨拶するというのが面白いとさえ感じます。とりあえず元気でいることが一番です。
名古屋駅で別れてから、私は喫煙所に直行してタバコを吸いまして、そこから純米酒飲み比べです。本日のメインディッシュ2回目です。純米酒専門 YATA名古屋KITTE店。これで3回目です。純米酒がおいしい場所です。その日ごとに置いてある酒が違うところが大きなポイントです。土曜日は混んでいて入れませんが、日曜日の夕方~夜ならカウンターが空いているので、もうこれは行くしかないと思いましたね。

まずは七賢。山梨県南アルプス・甲斐駒ヶ岳の天然水で作られたお酒です。すっきりしていて飲みやすいです。最初に飲む酒はすっきりとした味わいと決めています。

次は誠鏡(せいきょう)の夏。青い瓶ですね。広島県のお酒です。YATAに来ると必ず飲むお酒です。最初のほうでまずは置いてある全種類試します。これもすっきりとした味わいです。

ここで食べ物を注文。「米油で揚げた揚げ」です。米油がポイントです。だいたいサラダ油が使われているのに、ここでは米油で一枚ずつ丁寧に揚げています。注文した時にはまず電子レンジからのバーナーでした。この焦げ目がおいしくて香ばしくてよいですね。醤油はたまり醤油を使いました。いつも使っている醤油よりもかなり濃い味わいです。醤油もまた日本酒と合います。実際、醤油だけ何度かお替りしていました。厚揚げに付けると醤油の香りが広がって来るんですよね。これがいいんです。醤油目当てで行ってもいいくらい、最高のお店です。原材料も厳選されていますし。

3杯目も誠鏡です。別の瓶です。これもまた飲みやすくておいしいですね。ついつい勢いで飲んではいけない類です。本当に飲みやすいです。

4杯目は八仙。青森県のお酒です。フルーティな香りが目立ちます。チーズやナッツと一緒にいただいてもよいでしょう。
ここで隣に別の人が来てその人と日本酒の話を盛り上がりながらしております。

5杯目は丹沢山。神奈川県北西部の丹沢山地のお酒です。これは燗にしていただきました。燗前も飲ませてくれましたが、こちらはお米の甘さが引き立ちます。そして燗後もおいしいです。熱くすることでお米の甘さが引き立ちます。冷やして飲むのとは違う楽しみ方ができます。そういうのに合ったお酒でしょう。

6杯目は三冠。岡山県のお酒です。少し酸っぱさがありますが、これもまたチーズやナッツ類と一緒に食べてもおいしいお酒です。先ほど飲んだお酒よりも多少はくせがありますが、これもまたいいですね。いろんな種類を試せるところがうれしいです。しかも店員さんの解説付きです。

7杯目は作(ざく)です。三重県鈴鹿市のお酒です。これもまたすっきりとした味わいです。他の人が飲んでいるから連られて私も飲んでいるような感じです。こうやって流れに任せるのも悪くはないです。種類が多いと悩みがちですが、こうやって勢いで決めるのもよいでしょう。

8杯目は春の月。島根県出雲市のにごり酒です。濁ったお酒が欲しいのですが、この日はあまりなかったようです。にごり酒も好きなんですよ。これもお米の甘さが感じられますね。冷やしているからなお一層のこと甘みを感じられます。

ラストオーダー9杯目は隆(りゅう)。これもまた神奈川県のお酒です。なかなか入って来ないお酒で、飲めたのはかなり幸運でしょう。
すっきりとした味わいで終わりました。素晴らしいです。
一人打ち上げはだいたい日本酒飲み比べと決めていますね。とはいってもその前日は友人の結婚披露宴でかなり飲んでいて、それでも日本酒がいけちゃうのは自分でも恐ろしいと思っています。かなりののん兵衛です。ブログを書いているときはさすがに飲みませんが。というより土日でこれだけたらふく飲んだからさすがに飲まない日を作らないと体が無理です。
というわけで番外編のつもりがこちらのほうがメインになっていそうな合唱コンクールまとめですね。合唱コンクールの話はどこへ行ったのやら。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
