合唱フェスin愛知〜地産地唱〜 第7回(2026年6月28日)

2日間開催で片方だけしか出ないのは私の選択肢にはありません。全部聴きました。14:10ごろに到着して、演奏が始まるまでの間、会場内をウロウロしながらいろんな合唱団に挨拶してきました。個人で作曲・編曲をしているのはおそらく珍しいでしょうし、合唱界隈じゃないどころかピアノを楽しむ人間であることを打ち出しています。外様どころか完全に外の人間ですよ。ここまで堂々と歩いているのは私しかいないでしょう。しかもビラに個人的にねじ込む人間はそうそういません。
まあ、というわけでとりあえず2日目に関しても書いていきましょう。私の偏見が大半です。どうぞあしからず。
コール・ラスク
2日目のトップバッターはコール・ラスク。この団体は演奏会ごとに団員募集するとのことです。演奏会が終わったら事実上の解散となり、それでも毎回参加してくれる人もいるとのこと。毎回新鮮な気持ちでできるのは大きいでしょう。
1曲目「花と画家」は上田真樹作曲なので、のどかな綺麗な音色が特徴ですね。なおかつなつかしさを感じさせる、つまりデジャヴを思い起こさせる演奏をしてくれました。聴いたことがそんなにないのに、なぜか聞いたことのある感じがいいですよね。
そして、2曲目~5曲目の『二月から十一月のうた』より「二月のうた」「四月のうた」「九月のうた」「十一月のうた」は、硬質な響きでなんともいえない冷たさを感じました。季節ごとの特色はあるといっても、堅苦しさが前に出ていた印象ですね。硬質な響きがこの曲集に合致しますね。
混声合唱団VoxMEA
地産地唱といえば、やっぱりこの合唱団と思ってしまうのは私だけでしょうか。代表の「『ちさんちしょう』と打ったら、予測変換に『地産地唱』が出てくるまでに知名度を上げたい」という言葉には若干同意しました。まあ、Googleの検索候補には出てきそうな気がしますが、予測変換に出るとなると、あと10年は必要でしょう。うん、そう思います。
1曲目「光よ そして緑」は綺麗な曲だけれども、ちょっと迷子になったような印象です。ピアノが入るとわかりにくくなる曲ですよね。ちょっと惑わされたのでしょう。3連符も多いですし、練習を重ねれば堂々と歌えるでしょう。
2曲目「O sonno」はきちんと揃っていて、最初から最後まで揃っていました。アカペラのほうが強いという認識をもっています。この曲から声が立ち上がってきたように思えます。
3曲目「Tantum ergo」から調子が最高潮になってきたように思えます。Bassがかなりしっかり鳴っているので曲に締まりが出てきています。すばらしいですね。
4曲目「今日もひとつ」はそういえば、1月の演奏会で聴いて以来ですが、それよりもかなりパワーアップしていましたね。より洗練されている印象です。盛り上がるところと気持ちを落ち着かせるところの対比がよく効いていました。迷いなくいけましたね。素晴らしい!
5曲目「Mela!」はJ-POPから、緑黄色野菜の曲です。締めにふさわしいですね。観客がノリやすいように、この曲を最後に持ってきたのはちゃんと流れを意識しています。
結音~むすびね~
「音を結ぶ、心を結ぶ」を体現されています。ちゃんと周りの声を聴いて、かつ自分のパートの声もしっかり出すことができていますね。
1曲目「げんげ田の道を」は透明感のある声で、Bassが人数少ない割にはいちばん主導している印象でした。各パートの声がかみ合っていました。20人って少人数の部類なんですが、それを感じさせないぐらい堂々としていましたね。
2曲目「正義ナド」はジャズベースの曲ですね。テンションコード、つまり1度3度5度のほかに9度や11度が入ってきても一切崩れずしっかり決めていますね。コード進行も純粋な合唱曲しかやっていない人には絶対わからない部類ですが、合唱だけではなく他のジャンルも広く触れていることがわかります。あとは程よく汚いところもいいですね。おどろおどろしい感じが好きです。
そして指揮者が交代して、まずはスケール練習です。この音階がどうしても20mシャトルランを連想させられます。これで速度が上がったら完全にシャトルランですねww
続いて階名で歌うのは、移調する感覚を養うために必要です。あとは他のパートの音を聞き合うためにもこういった練習は効果的だといえます。ってなんかChatGPTっぽい説明になったので、ここまでにしておきます。ここからあと2曲。
3曲目「あさきよめ」は「朝、清め」で区切ります。掛け合いが結構難しくて3連符もそれなりにある。そんな中でも迷子にならずに歌えていた印象です。この曲が最後でもいいくらい、かなりパワフルに歌われていたと思われます。
というわけで最後は「前へ」。佐藤健太郎作品のいつものやつです。とはいっても歌おう日本プロジェクトからもう15年ですね。最後の締めくくりに最高です。心が浄化されました。ありがとうございます。
Choeur eclat(クール・エクラ)
この合唱団もレベルが高いです。今回はまど・みちお作詞、木下牧子作曲の『うたよ!』からです。曲集の2曲目「よかったなあ」と6曲目「どうしていつも」を抜いて全部です。
「うたよ!」は開始地点が一番難関ポイントです。ここをしっかり決められるかどうかで、この後の演奏の質に差が出てきます。滅茶苦茶怖いポイントですね。心臓バクバクだと思いますよ。今回、ここを決めてくださったので、ここからは壮大な感じを楽しむことができました。
続いて、「もう すんだとすれば」。ppでも弱々しくならず、ピアノの終わり方が素晴らしいと感じました。躍動感がある曲ですね。
毎度お馴染みの「おんがく」。神様だったら、見えるのかしら。合唱を楽しむ者なら絶対に知っている曲の一つですね。各パートが1人ずつ集まったらとりあえず歌おうぜと歌う曲です。とはいっても、そんな軽いノリで歌いがちですが、本来の曲の意図を理解して歌われているように思いました。強弱のメリハリがあって、休符もしっかりとっていて、曲に立体感がありましたね。
最後、「きこえてくる」は生き生きとしていましたね。音楽が生き物のように動いている印象でした。ただもったいないところはピアノ伴奏は硬質な音のほうが合っていましたね。合唱の声に負けています。音をやわらかく作りすぎです。もう少し指先の力を使ってガツンとした音のほうがいいですね。1段階フタを開けていればもう少しよかったかもしれません。
合唱団 花集庵
合唱自体には重厚感がありますが、Bassがもっと響くと音楽に締まりが出ますね。「ローベース大募集!」という文言に、私はお力にはなれませんが、悪いどころか素晴らしいけれどもっと欲しくなる意図がくみ取れます。
1曲目「Dein Herzlein mild」は最初のつかみとしてよかったですね。迷いなくいけました。短い曲ですが、ここからが本編スタートになりますよという意思表示でしょうか。
2曲目「Sanctus」は人数の多さをしっかり活かしています。この曲特に低音が欲しくなりますよね。今のままでもレベルは高いですが、絶賛大募集している意味がこの曲でわかります。「うん、確かにもっと低音欲しいな」と。
3曲目「河」はラフマニノフっぽい、旋律の運び方ですね。『ティオの夜の旅』の「環礁」や『方舟』の「木馬」と同じような、あの不気味さですね。不気味さを終始表現できていてよかったです。
4曲目「Tuul konnumaa kohal」はまた短い曲ですが、粗さが入っているので、私としては好みですね。綺麗だけでは終わらせないところに好感を持てました。
5曲目「Kanarbik」は和音が入り乱れる感じがいいですね。ホールがジリジリ鳴っているところにしびれました。この曲も短かったような気がします。
6曲目、お待ちかねの「Jaakobin isot pojat」は一列というより半円状になって歌う曲ですね。県合唱祭でも出てきましたが、中間部の声の出し方やしぐさが、チャーリーとチョコレート工場に出てくるウンパルンパを思い出させましたね(2度目)。誰かが声を出したらそれに倣って出していくという感じですね。村の部族の祭りみたいな印象でしたね(2度目)。ただ今回は小ホールだったので、臨場感は若干負けているのはしょうがないです。大ホールで実力ある合唱団がやると映えます。
アンサンブル ハモたま
8人のアンサンブルグループです。この人数の割にはしっかりホールが鳴っていましたし、最初は期待していませんでしたが(失礼)、かなり素晴らしい演奏でした。ありがとうございます。
1曲目「Give Me Your Stars」も2曲目「若葉の想い」も、しっくりくる感じの歌声でしたね。強弱のメリハリがついていて、癒される歌声でした。思わず聴き入ってしまって、うまいコメントが思いつかないぐらい素晴らしかったです。
A.N.Chor
ホワイエのブースにはなぜか麻雀の画面。「三暗刻」ではなくて「四暗刻」がよかったと言っていましたが、ツモれば四暗刻でしたね。まあ、麻雀やってる人ならどういう手牌かわかるでしょう。というのはさておき、今回の最少人数です。5人。
1曲目「にじ色の魚」は可もなく不可もなくという印象です。学生会館で歌っていたことを思い出します。そんな感じの歌声です。
2曲目「Sicut cervus」からの「Sitivit anima mea」は県合唱祭のときよりも完成度が上がっていましたね。各パートの掛け合いがしっかりしています。最後まで集中を保っていてよかったです。
3曲目Nystedtの「Kyrie」も密集和音で一切迷子にならず、最後まで通せたので素晴らしいです。少人数では絶対大変な曲に挑戦しているところに感銘を受けました。
「3人いれば歌える」という強気な発言は、日ごろの積み重ねがあるのでしょうね。
Chorus Meets
曲ごとの雰囲気をガラッと変化させるのに長けていますね。
1曲目「回想」は伴奏と合唱両方に存在感がしっかりあります。休符の取り方が素晴らしいですね。一瞬の残響をも音楽にしていく姿勢が感じられます。
2曲目「口笛」は「雨が上がって」の始まりから、晴れやかな歌声でした。青空を連想させますね。空気が澄んでいる感じを表現できていました。決して夏のあのジメジメしているのではなく、冬の肌寒さのほうを思い出しました。
3曲目「歌を歌うということは」はなんかカフェで流れていそうな曲ですね。テラス席で青空の下でブラックコーヒーを飲んでみたい気持ちになります。だがしかし、そんな柔らかさもつかの間、どんどん硬質な感じに変化していくので、それもまたこの曲の面白さです。
最後「むじゅん」。雪のように儚く散るというのに、命の灯をこれでもかぐらい明るく灯してやろうという重厚さがこの曲の魅力です。簡単に言えば死にそうと言いながら、余計に力強く生きてやるという重厚さです。端折った表現ですが。
合唱団うぃろう
地産地唱の最後はうぃろうの演奏で締めくくります。信長貴富作曲の寺山修司の詩による6つのうた「思い出すために」より、なんと全曲です!全部演奏しても20分ほどですから、こういうイベントにはちょうどよいですね。学生時代はこれに苦戦した覚えがあります。今なら特に苦戦しない、…というのは大口叩き過ぎるので慎みますが。
1曲目「かなしみ」は不気味な減5度の和音から始まります。欲を言えばピアノの調律は442Hzではなく436Hzがいいですね。音が高すぎて最初の音がピンと来ないんですよ。いきなり緊迫感へと持ってくる感じになればとりあえずはうまくいった感じです。
そして2曲目「てがみ」。短い曲なんですが、淡々と歌うところとおどろおどろしく歌うところの団体に分かれるような気がします。うぃろうはちょっと感情豊かにおどろおどろしくなるほうです。ちょっと怖さを持っていますね。
3曲目「世界でいちばん遠い土地へ」はピアノ伴奏のトラウマ曲ともいえます。あの始まりは私は何度もずっこけるのでこれだけは自信もって弾けるとはいえません。合唱は壮大だからこそ、ピアノがミスると崩れやすいです。なかなか大変だった覚えがあります。暴論ですが、歌は勢いに任せればとりあえずなんとかなる感じの曲です。これはffをいかに最大限余裕をもって鳴らせるかがカギですね。
4曲目「ぼくが死んでも」はこれも淡々と歌うほうが好きですが、中間部から一気に大きくなる感じもいいですよね。これは好みによりますが、私はあまり感情をこめないほうがいいと思っていますが、うぃろうのような感情豊かな感じも素晴らしいです。わざとらしくならないところがいいですね。
5曲目「思い出すために」はこの曲集のメイン曲です。最初はよいとして、ヘ短調になってからの「セーヌ川の手回しオルガンの老人を」からは一気に爆発力が上がった印象です。ここでホールがジリジリとなっていて、私は大変ご満悦に聞くことができました。だがしかし、ピアノはここでバテたのかわかりませんが、合唱に負けていましたね。最後は悪いです。あそこはちゃんとff~fffでFの音をドカーンと鳴らさなければいけないのに、力が抜けた印象です。歌はよかったのにもったいなかったです。
最後、「種子」は申し分ないですね。歌もピアノ伴奏も楽しい曲ですね。盛り上げ方がわかりやすいので、初心者に勧めるとしたらこの曲ですね。しかしながら複数の声部が入り乱れるので、迷子になりやすい欠点もありますが、そんなことを感じさせない演奏だったと思われます。
合唱フェスin愛知〜地産地唱〜 第7回のまとめ
今回も全部の団体を聴くことができてよかったです。ただ聴いてコメントを残すだけでなく、今回は合唱団との交流を目指しております。Melody Architectsのビラをねじ込ませたので、営業活動の一環としていろんな団体の人たちと話すことができてよかったです。
合唱団 憩いやA.N.Chorあたりに曲を提供出来たらうれしいです。合唱団イオスにも是非ともリクエストしたい曲集はあるので、練習見学の幅が広がりますね。いろんな合唱団の雰囲気を知るだけでなく、実際に勾留するきっかけづくりにしていきたいです。
ただ、こういう良い経験になったことを書けばいいかというとそうでもありません。ビラをねじ込んだはいいけれど、準備不足で終わった感じがあります。これは次回以降の反省点にすべきです。ビラにXのアイコン画像を入れること。最初からプラカード持って歩くこと、ちゃんと社員証みたいな感じに、Xのアイコン画像で誰かわかるようにすべきでしたね。1日目はそれを忘れてしまい、2日目に慌てて準備しました。次回以降は宣伝に関しては準備万全でいきたいところです。
次回について
次回合唱フェスin愛知〜地産地唱〜 第8回は、2027年6月26日(土)と27日(日)に行われます!!
しかも創立10周年になるので、私は是非ともこの記念行事で「地産地唱のうた(仮)」を作曲したいです。
また、欲を言えば、ストリートピアノ仲間とのアンサンブルグループを作って演奏したいと考えております。普段ストリートピアノイベントにはふらっと集まる人たちが合唱を歌ったらどうなるか楽しみです。ストリートピアノイベントでも知り合いがいっぱいできたので、協力してもらえたらうれしい限りです。音楽の輪を広げたいと考えております。
ストリートピアノ部隊で「チームストリートピアノ(仮)」で来年の地産地唱でやってみたいと思いましたまる。
私の妄想です。— イマッチ@作曲・編曲サービス始めました (@imatch0603) June 28, 2026
このポスト以外でも意外と反応があったんですよ。合唱界隈とストリートピアノ界隈から両方ありました。特に合唱曲作ります関連は。
最後に
合唱団の方々は打ち上げでしたが、私は所属していないので参加することはできません。なので「純米酒専門 YATA KITTE名古屋店」JPタワーの1階で一人日本酒飲み比べしてきました!日曜の夜ということもあり、すぐ飲むことができました。大体混んでいて飲めなかったことがありましたが、これはラッキーとしか言いようがありません。2年ぶりに飲み比べできました。
というわけで私は45分の飲み比べコースを注文して、9杯も飲み比べしました。どうりで酔っぱらうわけだわ。でも純米だからすぐ復活するんですよ。日本酒は純米酒に限る!!!!
1杯目は、幻。辛口ですっきりとした味わいです。まずは、こういうシンプルな味わいのお酒からスタートします。

そして2杯目、一念不動。結構強い味わいと言われていましたが、私には飲みやすい口当たりでした。ほどよい酸味もうれしいです。

3~5杯目は誠鏡です。味わいが強いですが、後味はすっきりしています。青色が好きです。ちょっと濁り酒の感じがいいですよね。



6杯目は、不老泉。味わいはチョコレートです。クリームチーズによく合います。

7杯目は、残草蓬莱。これは若干スッキリ目な軽い味わいです。

8杯目は、月の井。樽に使っている木の香りが移って、スコッチウィスキーに近い感じの味わいです。私はスコッチウィスキーも好きなので、こういう味もありだと感じております。

ラストオーダー9杯目は和の月。かなり濃厚なお酒です。20度もあるので、少しだけ注いでもらって、ちびちび飲みながらお会計です。

日本酒飲み比べで一人打ち上げはなんという贅沢でしょうと思った夜でした。
また来年も楽しみにしております!!
