インターネットの世界であっても、結局は生身の人間を相手にする
最近、AI(artificial intelligence、人工知能)について叫ばれていますが、どんなに技術が向上しても、結局のところ生身の人間を相手にするわけです。
SNS(social networking service)で、15年ぐらい前だったかな、mixiでいろんな人とネット上で交流するとかあったんです。
今はTwitterやFacebookやInstagramやLINEに変わられましたが、ネット上の人たちがうんぬんかんぬんだから、使うのやめなさいとかよく言われたものです。
顔が見えないからこそ言葉遣いに気を付けるべし
対面での会話だろうが、ネット上の文字列の通信だろうが、人と「対話」してるんですよ。
電話だと顔が見えないから言葉遣いに気を付けなさいとよく言われたものですが、2chやTwitterになるとそんなこと言う人減ったように感じます。
顔が見えないとばかりに、罵詈雑言を書き並べるのはよくないことです。
人間の心理として、顔が見えない相手には何でも言いやすいのは事実ですが、ただ欲求のままに従っていては、争いの引き金にしかならないですからね。
芸能人がTwitterやFacebookを始めることは増えました。
一般人との交流がしやすくなりますが、それと同時に誹謗中傷に直にさらされることを意味します。
相手が自分の気に入らない言動をしたからといって、すぐに書き込んでいいのでしょうか?
本当はあなたの人生になんの影響も及ぼさないのに、被害者を演じるのは見苦しいです。
2ちゃんねるにあった、SNS初心者のための言葉
私はスルメロックさん(@surumelock)の作品が大好きです。
世の中のいろいろなことを、絵を描いて風刺してくださっていますから。
2chが全盛期だったときに、よく新参者が言われた言葉です。
↓こちらの投稿を見てください。
Twitterって誰もが簡単に始められるからこそ怖いんです。
何も知らない人がネットの大海に放り込まれるようなものです。
昔の2ちゃんねらーさんたちは、初心者たちには「半年ROMれ」と。
ROMはread only memoryですから、読むだけです。
書き込みを読んでいくうちに、どうやって書き込んだらいいかという空気を知っていくのです。
2chにはそういった学びの場があったと思います。
今のTwitterって、他人を侮辱したり、特定の思想を押し付けたり、身勝手なことばかり許されている感じです。よろしくない光景です。
「半年ROMれ」とタイムラインを読むだけに専念させる人がいなくなったというのは、不幸なことです。書き込む人たちにとっても不幸なことです。
誰も細かく注意をする人がいないって、一見自由で幸せなように見えます。
最終的には暴力が跋扈する世界になってしまいます。
北斗の拳の世紀末よりも恐ろしい世界だと思います。
ネットの世界もそうなりつつあって、若干の恐ろしさを感じております。
コメントを書き込んでいるのも設定を管理しているのも人間なんですから、一人一人の人間に対して尊厳を考えてからコメントすべきだと思います。
Amazonも楽天市場も、店舗がインターネットに移っただけ
よくインターネットでショッピングされているという方、多いんじゃないでしょうか?
在庫を整理する人たち、買ったものをトラックで届けてくれる人がいるからこそ、安心してお買い物ができています。
時間指定しているのにその時間に玄関に出ない人は言語道断です。そういう人は通販を使うべきではありません。
物流の人たちが多大なる努力をしているからこそ、みんなが安心してAmazonや楽天市場やメルカリやその他もろもろのサービスを使うことができます。
そういう人たちを知らずして、TwitterやInstagramなどに晒し上げる行為はやめなさい。
雨の日でも風の日でも台風の日でも、基本的には時間厳守ですから。
時間が守れないと上司からもお客さんからもお咎めを食らうんですから。
不可抗力でも反省文を書かなければならないという気持ちがわかりますか?
あなたたちの軽率な行為一つで、業者さんの人生が狂うことがあるのです。
私は配達業者の人たちに優しく接します。
というか、知らない人ですから当たり前に丁寧な言葉で接するだけですけどね。
お客様お問い合わせに暴言を書き込んでいませんか?
あれもね、実際の人間が対応してるから、内臓と脳みそがつながっている人間が見たら、すぐに下痢をその場でしてしまうレベルなんですよ。
みんながみんな頑丈なわけじゃないから、書き込む上では配慮すべきです。
書き込みを見るのは人間ですから。
配達するのは人間です。
注文するのも人間です。
人間には心があります。
それらをお忘れになってはいませんか?