まらしぃはリチャード・クレイダーマンである

まらしぃさん(1990–)といえば、2008年から主にピアノアレンジ(作曲、作詞もしている)で活動している人です。
最初の動画投稿といえば、東方風神録の「ネイティブフェイス」でした(ちなみにフェイスはface、顔じゃなくてfaith、信仰だよ。東方風神録の副題は「Mountain of Faith」だから)。
私もこのころに東方Projectを知り始めたんだっけ?
このとき知っている原曲は「ネイティブフェイス」と「U.N.オーエンは彼女なのか?」ぐらいだった。
現在でも、東方ProjectとかVOCALOIDとかアニメソングとかいろいろな曲をアレンジして弾いていますね。
まらしぃさんの影響でピアノを始めたという人も多いでしょう。私は違いますが。


2008年の映像を引っ張り出しました。YouTubeは便利ですね。
昔の映像のほうがあまり粗が目立たない(失礼)。


一方、リチャード・クレイダーマン氏(1953–)は渚のアデリーヌで有名ですね。
イージーリスニングの分野です。
あまり複雑な演奏をしません。
対位法といって、複数のフレーズが織り込まれた音楽は演奏しません。
音楽が派手になりがちな風潮に対して、「Simple is best」を貫いた人だといえます。


渚のアデリーヌは落ち着きますよね。
私はピアノヴァージョンの楽譜を持っています。

(音が鳴りますので、音量に注意してください)

まらしぃはリチャード・クレイダーマンである

まらしぃ氏とリチャード・クレイダーマン氏は似て非なるように見えます
この2人の共通点は何か?

演奏がシンプルだということです。

右手はメロディで左手は伴奏というのを徹底しています。
東方ピアノアレンジのときは困りますが、右手で無理やり間に合わせています。
聴く人にとってわかりやすい演奏です。
あまり派手にせずシンプルに演奏するので、ピアノになじみのない人でもわりと聞きやすいです。

和音構成もメジャーコード、マイナーコードぐらい。
ときどき属七が出るくらいで、単純に和音を奏でます。
聴くのにあまり体力を使いません

初めてピアノを演奏する人にとっては、私が貼り付けている動画のように単純明快な曲から入ったほうが良いでしょう。
クラシックをメインに演奏するのでなければ、十分なレベルです。家族や友達に自慢できます。
レッスンに通わなくてもマスターできるはずです。

でも私はホロヴィッツ派です

この流れを完全にぶち壊します(笑)。

私はウラディーミル・ホロヴィッツのアレンジが好きです。
右手と左手の全部の指をフルに使いながらメロディーを奏でるのが好きです。

一番好きなのが、「星条旗よ永遠なれ」(Stars and Stripes Forever)です。

ペダルのタイミングがシビアです。
細かく切り替えないと音が濁ります。

1:17から一気に難しくなります。
右手と左手を交互に切り替えながら、真ん中の段の音符を演奏します。
強弱のバランスも難しいです。なかなか弾けません。
途中で指がもつれるので精進せねば。形になるまでだいぶ時間がかかります。

2:18からまた一段と難しくなります。
指番号を書いておかなければ、頭が混乱しますね。
遅めに弾いてもなかなか弾きにくいです。

これ形になったら、だいぶ自慢できるレベルだよね?
ホロヴィッツ版のアレンジが一番好きです。難しいけど面白い。
私にとっては、単純明快よりも複雑に入り組んだほうが性に合っている。

リストはさすがにきついです

ベートーヴェンの交響曲第7番のピアノアレンジ。
のだめカンタービレのオープニングで流れてたやつです。

難しさについては、もう言うまでもありません。
IMSLPでダウンロードできるので、腕に自信がある方はどうぞ。
スマートフォンだとかなり見づらいので、PCで見ることを大いに推奨します

脱線しました

まらしぃ氏とリチャード・クレイダーマン氏はイージーリスニングです。
ピアノにあまりなじみのない人にはオススメします。

刺激が足りなければ、ホロヴィッツやリストに挑戦してみては(笑)。

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