ピアノのチューニング
ピアノは、真ん中のC(ド)より上のA(ラ)を基準にしてチューニングします。
このAの音を何Hzにするかどうかで音楽に影響してきます。
一般的には、440Hzや442Hzです。
私の意見では…。
何Hzがよいのか
何Hzにチューニングすればよいのかは、一概には決められません。
まず、どういった音楽がしたいのかによって変わります。
作曲者や音楽のジャンルによって決めたほうがよいです。
私の考えではこんな感じです。
- バロック(バッハ)→415Hz
- ハイドン→421Hz
- モーツァルト→422.5Hz
- ベートーヴェン→424Hz
- ショパン→428Hz
- ヴェルディ、ロッシーニ→432Hz
- 合唱曲→430Hzか432Hz
カラヤンが提唱している443Hzよりはだいぶ低いです。
一般的なチューニングよりも低くチューニングするほうが好きです。
このほうが、ピアノの弦が長持ちしますからね。
現代音楽では
これも一概には言えません。
チューニングを固定化すること自体が愚の骨頂だと思っています。
曲の雰囲気でだいぶ変えます。
特に、東方Projectの曲ではシリーズごとに大きくピッチを変えます。
422Hzから450Hzまでだいぶ幅を設けています。
- 東方紅魔郷・蓬莱人形→422Hz~428Hz
- 東方妖々夢→442Hz~450Hz
- 東方風神録→432Hz固定
- 妖精大戦争→440Hz固定
- そのほかのシリーズ→436Hz
電子ピアノならチューニングを変え放題なので、曲に合ったチューニングで演奏してみるのがよいでしょう。
432Hzは癒しのチューニング?
癒しのチューニングまでとは思いません。
ロマン派以前の曲だったら、432Hzはむしろ高すぎます。
耳がキンキンする感じです。
もう少し下げたほうが落ち着いて聴けます。
古楽が好きな人は共感できると思います。
あまりチューニングを高くしてはいけないんですよ。
絶対音感は440Hz限定?
私は絶対音感という言葉があまり好きではないです。
どうしても440Hzしか対応していないというのを暗示するからです。
絶対音感はあるが相対音感がない人だと、440Hzでしか判断できなくて、少しでもずれると気持ち悪くなるらしいです。
バロックの曲はいつものチューニングより半音下がっているように聞こえます。
最近だと442Hz限定かな?
とにかくそのチューニングじゃないと音楽がまともに聴けなくなると。
相対音感を身に付けたほうが音合わせがしやすくなります。
どのチューニングでも気持ち悪くならないです。
ちなみに、ピッチパイプは440Hzで合わせていますから、声と合いづらいです。
喉の健康のためにはあまり使わないほうがいいかもしれません。
合唱は432Hzでチューニングしたほうがよい
声の健康のためには442Hzではなく、432Hzでチューニングしたほうが合唱団員も喜びます。
以前書いた記事も読むとよいです。
最後に
ピアノのチューニングは、どういった音楽がしたいかによって決めるべきです。
みんなが440Hzや442Hzを使っているからといって、それらに合わせるのではなく、自分の耳で判断して決めたほうがよいです。