カルロス・ゴーン氏逃亡について

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日産の「コストカッター」と言えば聞こえがいいのですが、結局のところタダの「クビ切り屋」です。
従業員のクビを切れば利益がさらに確保できるというものです。
現在売り上げが下がっているのに、利益はうなぎ昇りになっているのは、これのせいです。
言ってみれば、従業員からお金を盗んでいるのと変わりがないでしょう。
設備投資をして売り上げを追い求めることはできなくなったから、役員たちの権威性を相対的に上げるためには従業員を締め上げるしかありません。

従業員を締め上げる人間の一人というのが、カルロス・ゴーン氏です。
そのカルロス・ゴーン氏も、従業員のクビを切り終えた後は日産のお荷物になってしまいます。

「お前はよくやった。だが、もうお前にいてもらっては困る。お前をここで始末する」
という感じで、この事件が起きたのでしょう。

カルロス・ゴーン氏逮捕される

2018年11月19日に起きた、この事件を覚えていますでしょうか?
日産のカルロス・ゴーン会長らを逮捕 東京地検特捜部。自身の報酬を少なく申告した疑い

日産自動車(本社・横浜市)のカルロス・ゴーン会長(64)が自身の報酬を過少申告したとして、東京地検特捜部は11月19日夜、ゴーン容疑者を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕した。NHKなどが報じた。

朝日新聞デジタルによると、ほかに逮捕されたのは同社代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)。

2人は共謀し、2011年3月期から2015年3月期までにゴーン氏が受け取った計5年分の報酬について、実際は計99億9800万円だったのを計約49億8700万円と有価証券報告書に記載し、関東財務局長に提出した疑いが持たれている。

特捜部はこの日夕、ゴーン氏らを任意同行して事情聴取。容疑が固まったため逮捕に踏み切った。

捜査の端緒は内部告発か

辣腕経営者の突然の逮捕劇は、日産そのものからの内部告発が端緒だったとみられる。

日産自動車はこの日、コメントを発表。ゴーン氏と代表取締役グレッグ・ケリー氏による不正行為について内部調査を進めてきたことを明かし、「報酬額を少なくするため、長年に渡り、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していた」と指摘した。

その上で、「当社は、これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してまいりました」と認めた。

日産はまた、「資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為」があるとしており、特捜部はゴーン、ケリー両氏に対する疑惑について全容解明を進める方針だ。

日産のカルロス・ゴーン会長らを逮捕 東京地検特捜部。自身の報酬を少なく申告した疑い(HUFFPOSTから引用)

報酬額を少なく申告したということで逮捕されました。
1年以上前のニュースを覚えている人なら、ゴーン氏がさらに地獄に追い落とされたことがわかるでしょう。

この頃は連日のように「カルロス・ゴーン被告は逮捕されました」というのをニュースで連呼されていました。
日本の検察は推定無罪ではありません。
逮捕された時点でほぼ有罪が確定します。
中世ヨーロッパと何ら変わりません。

実際に4回も逮捕されました。
特別背任容疑で勾留された時は、108日も勾留されていました。
最大で23日までしか勾留できないのに、それを大幅に超えて勾留するのは人権侵害の何物でもありません。
昨年からずっと思っていました。
3回目に逮捕されたときに保釈金10億円をただ奪われただけというようにしか見えません。

レバノン逃亡へ

2019年12月31日、ゴーン氏は「レバノンにいる」という声明を出しました。

ゴーン被告、自家用機で29日出国か 関空発で1機確認

 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が、保釈条件で海外渡航が禁じられていたにもかかわらず、国籍を持つレバノンに逃亡したことがわかった。ゴーン前会長側は31日、「私はレバノンにいる」との声明を発表。日本の司法制度を強く批判し、「不正と政治的な迫害から逃れた」と行動を正当化した。日本とレバノンは容疑者の身柄引き渡しに関する条約を結んでいないため、日本への身柄引き渡しは難しいとみられる。

 レバノンのジュレサティ国務相は31日、同国メディアに対し、「ゴーン氏はフランスのパスポートとレバノンの身分証をもって合法的に入国した。日本を離れた経緯については情報がない」と語り、入国を認めた。レバノンはゴーン前会長の一族の出身国で、前会長自身も幼少期を過ごした。

 同国の治安当局者は31日、朝日新聞の取材に対して、前会長が30日午前5時にプライベートジェットでトルコから首都ベイルートに到着したと述べた。旅券はフランスのもので、名前は本名の「カルロス・ゴーン・ビシャラ」だったという。

 国土交通省大阪航空局関西空港事務所によると、29日夜に関西空港を発ってイスタンブールに向かったプライベートジェットが1機あるという。

ゴーン被告、プライベートジェットでレバノンへ? 関西空港から29日に出国か(HUFFPOSTから引用)

日本でこのまま裁判しても有罪にしかならないので、安全地帯に逃げたということでしょう。
逮捕されて刑務所に行って、出所する頃には何歳なんだろうか?

なぜこの人だけが捕まらなければならなかったのかは、先ほど言った通り日産にとってもう用済みだったからでしょう。
「お前はよくやった。だが、お前にこのままいてもらっては困る。今からお前を始末する」と。

改憲のお話でも無関係ではない

このお話は私の独断と偏見で語っています

安倍晋三首相に関しても同じことが言えそうです。
この人もただの窓口で、本当の黒幕は見えないところにいるでしょう。
バックにいる人たちが利益をむさぼるために、憲法を変えようというのです。

憲法が変わった日には、安倍晋三氏も捨てられるという流れになりそうです。
バックにいる人のトップが
「お前は俺たちのために改憲を実現してくれた。だが、お前にいてもらっては困るので、ここで始末する」
と。

バックにいる人たちからすれば、自分たちの取り分を少しでも多くしたいのです。
なので、安倍晋三氏やそのお仲間というのはもう穀つぶしになってしまいます。
労うのではなく、始末する。
そういうやり方です。

信じるか信じないかはあなた次第!

最後に

ある場合には功労者といえども、少し時間が経てば夢の跡となるのでしょう。
カルロス・ゴーン氏の逮捕はそういうことなのかもしれません。