日本は今のままでは国際競争力を持たないほうがよい

現在ではグローバル化が叫ばれますが、日本は取り残されているという印象です。

日本には封建主義的な組織が多いのもそうですが、若い人を大切にしない風潮です。
従業員を安くこき使えればよいみたいな。
しかも、責任だけはしっかり追及するというありがたくないおまけつきです。

この手の企業は、利益を出すために従業員の力が必要なのではありません。
利益を確保するためだったら従業員から搾取しても構わないという感じです。

それに対して、従業員に抵抗権があるわけではありません。
上司からの理不尽な圧力に対して、直接抵抗することはできません。
抵抗したら、その時点でクビになればまだいいほうですが、損害賠償請求をされる場合もあります。

この状態で下手に国際競争力をもてば、従業員を大切にしないという考えが世界中で広まってしまいます。
従業員を人間扱いせず、ただの利益追求の道具扱いにますます考えるようになってしまいます。

大学も補助金がどんどん削られていき、研究を続けるのが厳しくなっているところもあります。

どんどん削ったり搾取したりする考えなら、下手に国際的に競争できずに、どんどん取り残されるべきだと思います。

削っていって競争させるのはパイがどんどん小さくなっていくだけです。
小さいパイをさらに取り合うことになります。

人や設備など、必要なところにしっかり投資しなければいけないという考え方を、どんどん広めていくべきです。
パイを大きくするというものです。