ワルツ第12番(遺作)(ショパン)
この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
ワルツ第12番ヘ短調作品70-2 B.138は、ショパンによって1841年ごろに作曲されたと言われています。
気だるい感じの情緒が安定しないワルツです。
目立たないくせに、なかなか覚えにくいです。
ワルツ第12番の構成
最初
ヘ短調要素はここだけですね。ベース音はよくあるコード進行です。
正直言ってあまり面白みはありません。
いきなり変ホ長調に転調しているのが、覚えにくくしている要因です。
逆に言えば普通に近親調で移動していたら記憶に残らないかもしれません。
ありきたりなところを攻めたくないという意思を感じますね。
暗譜で弾くときに戸惑うところです。
中間部
変イ長調の部分です。心にもやがかかっているのが晴れていく印象でしょうか。
跳躍がそこそこあるのでこの曲のいちばん難しいところです。とはいっても、初心者でも弾けるレベルではありますが。
手首の平行移動でうまく対処しましょう。
コーダ
最初と全く同じ形です。弾き方や強弱の付け方を少し変えたほうがいいかもしれません。
ヘ短調で終わるのではなく、結局変イ長調で終わります。
やはり重々しい空気で終わるのは好ましくなかったのでしょうね。
ワルツ第12番の難易度
普通
ワルツ第12番の演奏時間
2分から3分程度
ワルツ第12番の私の演奏動画
正直言って面白みのない演奏です。淡々と弾くタイプの曲なので、発表会には向かないかもしれません。