官房長官のおやつにケチつけて当然
れいわ新選組の渡辺てる子さんのこのツイートに噛みつく人が多いですね。
赤坂見附の紹介番組を見た。そこのパンケーキの店が菅官房長官の行きつけなんだそうだ。いつも食すのが「3000円超えのパンケーキ」。宴会のコース料金でもなければ、食事の料金でもない。つまり「おやつ」だ。おやつに毎度3000円・・・。
かの政府の閣僚たちの一人の経済感覚のほどが知れる。— 渡辺てる子 れいわ新選組 (@teruchanhaken) October 19, 2019
短絡的に反応する人はこんな感じです。
- 官房長官が1回3000円ぐらいでケチ付けられるなんてかわいそう
- 稼いでいる人が使わないと、経済が回らない
- ただのおばちゃんの戯言。切り取り
- 1~2か月に1回ぐらいのことじゃん
- 人のお金の使い道に首を突っ込むな
- お酒を飲めない体質らしいよ
官房長官のおやつにケチつけて当然
相手が一般人だったら、このセリフは十分当てはまります。
「自分で稼いだお金でなんでケチを付けられなければいけない?」と。
しかし、菅義偉官房長官は税金で特別に「生活保護」してもらっている身分です。
私たちが汗水たらして働いてようやく得られたお金から生活させてもらっているわけです。
たとえ5円チョコや10円ガムであろうと、厳密には申告すべきです。
そのお金の使い道が不適当だとすれば、ケチを付けられて当然です。
既得権益をもった権力者は、なおさらケチを付けられるべきです。
こういうことを言うと、「嫌なら日本を出ていけ」という意見がちらほら見えます。
税金だけは搾り取られるのに、おとなしく権力者の言うことに従わなければならないのですか?
お金の使い道にあれこれ言うのは当然だと思います。
会社の宴会だったら、お金だけ出して「あとは自由にやれよ」と言ってもよいですが、
政治の場合は税金だけ出して「あとは自由に」とはとてもじゃないが言えません。
権力を持った人たちに好き勝手されるからです。
好き勝手したくせにさらに税金を要求するなんて目に見えます。
今までずっとそうでした。
私は、渡辺てる子さんは菅義偉官房長官が3000円のパンケーキを食べたことにケチをつけてもよいと思います。
弱者が強者に言うのは人権侵害ではありません。
むしろ言わなければどんどん食い物にされます。
本当の生活保護者がパンケーキを食べたら…
「嫌なら日本を出ていけ」と言う人たちは、
本当に生活保護を受けている人が3000円のパンケーキを食べたら、
思い切り拳を振り下ろすでしょう。
「人の税金で何勝手に贅沢しているんだ?」と。
同じでしょ。
官房長官だって、生活保護者だって、
人の税金で暮らしているのだから。
生活保護者には強気で言えるくせに、
権力者相手だと何も言えない。
強い者いじめだと、いじめた人間を叩き、
弱い者いじめだと、いじめられた人間を叩く人たちです。
強い者いじめをタブーにしてはなりません。