憲法を変えることについて。自民党議員だって他人事じゃない
7月21日の参議院選挙で自民党・公明党連立の票が憲法を改正する条件の3分の2を下回りました。
これが上回っていたらどうなっていたことか…。
考えると恐ろしい限りです。
私は少なくとも自民党、公明党、そして維新の党を支持してはいません。
どこの党を支持しているとは明言しません。
改正したいのは実は憲法第9条ではない
憲法改正議論の本丸は改正草案98条「緊急事態条項」です。
以前書いた記事も読んでいただけるとありがたいです。
これは今は自民党のページから日本国憲法改正草案のPDFをダウンロードできます。
よく読んでおきましょう。
改正草案98条について引用しておきます。
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、 事前又は事後に国会の承認を得なければならない。
3 内閣総理大臣は、前項の場合において不承認の議決があったとき、国会が緊急事態の宣言を解除すべき旨を議決したとき、又は事態の推移により当該宣言を継続する必要がないと認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、当該宣言を速やかに解除しなければならない。また、百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするとき は、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得 なければならない。
4 第二項及び前項後段の国会の承認については、第六十条第二項の規定を準用する。この場合 において、同項中「三十日以内」とあるのは、「五日以内」と読み替えるものとする。
これは簡単に言ってしまえば「永遠の独裁権」を意味します。
地震台風などの災害によって緊急事態条項が発令されるからいいじゃんと思ったら要注意です!
「百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするときは、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得なければならない」という言葉にカラクリがあります。
この国会は自民党が運営するので、百日どころの騒ぎではありません。
百日経ったら議会で承認され、また百日経ったら承認され、その繰り返しです。
永久に権限を握ると同等です。
人権はく奪を意味しています。
安倍晋三が死ぬまでずっと政権を握り続けます。
自民党議員も賛成しているが例外じゃない
こんなアプローチで書いてみる人は少ないですよね。
自民党議員の心配をあえてしてみる。
自民党議員はクソだとか民主党政権はクソだったとか、そういうコメントは多いです。
私は自民党議員の肩を持つ気は一切ありません。
自民党議員だって戦争になれば例外じゃありません。
特に下っ端議員は私たち一般人と同等の扱いを受けます。
まあ、せめて違うと言えば、私たちより報酬が弾むぐらいですかね。
戦争屋さんは自分さえ生き残ればいいのですから。
自分以外の人たちはどうでもいいんですよ。
最悪鉄砲で撃たれそうになったら、身内を盾にして自分を守る人たちです。
自民党議員の皆さん、あなたがたも緊急事態条項が発令されたら、あなたがたの人権も制限されます。
自民党のバックの人たちに甘い言葉で誘惑されていると思いますが、絶対にいい思いはできません。
特になりたてのペーペーの下っ端議員たち。
真っ先に鉄砲玉として戦場へ特攻させられます。
自民党の食い扶持は少ないほうがいいですから。
そういうことをわかって憲法改正に賛成している自民党議員たちはいるのでしょうか?
いや、いないと思いますね。
彼ら彼女らは自分たちに火の粉が絶対に降りかからないと思っているのですから。
本当に恐ろしいですよ。
自分たちが賛成したものに殺されるんですよ。
泣きわめいても時すでに遅し。
誰も助けてくれない。
上層部は自分の身内を殺してでも、自分が生き残ることしか考えない。
私は戦争が嫌です。
全く経験したことがないからわかりませんが、結論から言ってしまえば残虐な殺し合いですよ。
それをするのが美しい国とかトチ狂っていますよ。
水木しげるさんのような戦争を経験した人が、戦争が必要というなら言い分はわかります(理解したくはないけど)。
日本の政治の上層部にいる人たちで戦争を経験した人たちっていますか?
いないでしょう。
どこかの軍隊に所属して、戦場の前線で戦ってから言ってください。
軍隊に所属した人たちの日記を見ると、本当に嫌だというコメントで埋め尽くされています。
それぐらい残虐なものです。
戦争をする意味とは?
ただ血が流れるのを上層部がのほほんと見たいからです。
すごいキタナイ言い方ですが。
勝つか負けるかはどうでもいい。
若者にたくさんの血を流してほしい。
若者が傷を負って、のたうち回る姿が見たいだけ。
これはカイジに出てくる兵藤和尊(ひょうどう かずたか)会長と同じマインドです(もともとはこういう人ではありませんが)。
債務者が帝愛による拷問によって、のたうち回るとうれしい。
鉄骨渡りを上層部たちがワインを飲みながらのほほんと見ている。
現在の日本そのものです。
何もしないで贅沢に暮らす怠惰な上層部が助かるためだけに、たくさんの現場の現場の人たちが犠牲になる。
吉本興業だってみずほ銀行だってトヨタだってそうでしょ?あ、パソナもだった。
自分の生活のためというよりは、上層部を食わせるために働いているんです。
日本って社会主義や共産主義と言われますが、実際はそうじゃない。
ガチガチの封建主義ですよ。
お偉いさまが絶対の。
日本のトップ企業、ジジイばっかりでしょ?
若い人の顔を見かけない。
三崎優太さんとか与沢翼さんとか、脱税容疑で潰すし。
頭のいい人たちがどんどん潰されていく。
モウロクジジイたちはゾンビよりもたちがわるい。
若者の生き血を吸って生きている。
アメリカ映画に出てくるゾンビとか吸血鬼とかのほうがかわいい。
挙句の果て生き血が吸えなくなったら戦争ですよ。
他人の命を勝手にリセットして新しい血が欲しいとばかりに。
戦争をするのはモウロクジジイたちのためです。
今は戦争じゃない公共破壊事業がありますが、一番の破壊事業は戦争ですね。
これを阻止しなければなりません。
一番反対の声を上げてほしいのは
- 自民党議員
- 公明党議員
- 維新の会議員
- 自民党ネットサポーター
です。
彼らだって他人事じゃない。
いいように使われて捨てられるだけです。
気づいたら戦場にいたということになりかねない。
下っ端議員だったら、なおさらいい思いはできない。
こんなはずじゃなかったということにならないよう、もう一度考えてみてください。
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“憲法を変えることについて。自民党議員だって他人事じゃない” に対して1件のコメントがあります。
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大変、しっかりした論です。