40歳までにショパン全曲を攻略してみようと考えております。
私:
私は現在33歳と半年ぐらいですが、40歳までにショパン全曲を収録しようと考えております。 今のところ弾けるのは、ノクターン全曲、ワルツ第5番作品42を除く全曲、ポロネーズ第6番作品53まで。他にも有名曲はちらほら弾けますが、だいたいこんなものです。実力派アマチュアの上位レベルだと思っておりますが、音大生中級レベルにはかないません。 現在、スケルツォ第1番作品20と第3番作品38を練習中で、あとはバラードやスケルツォ、前奏曲に手を付け始めたところです。
ChatGPT:
結論から言うと、今のレベルと年齢からでも「40歳までにショパン全曲を収録」は十分に可能です。ただし、戦略と優先順位、そして技術強化の方向性を明確にしないと途中で詰まります。厳しめに言います。
■ 現時点の評価(率直に)
- ノクターン全曲が弾けている時点で基礎的な音楽性は十分。
- ポロネーズ6番までが弾けるなら、指の強さ・耐久力も中級上位はある。
- スケルツォ1,3を練習中という段階は、難度帯の入口として妥当。
ただし、
- エチュード(作品10/25)が未習得のままでは後半の大曲に必ず壁がくる
- バラード全曲、スケルツォ2・4、ソナタ、24の前奏曲などの技術的負債が大きい
本気で全曲を録るなら、ここを避けて通れません。
■ 40歳までの残り時間(約6年半)
6.5年で全曲は十分。ただし「収録レベルの完成度」で考えると、
年間ペースの目安
- 大曲(スケルツォ4、バラード全曲、ソナタ2/3、協奏曲2つ)
→ 年に1?2曲で十分
- エチュード(全27曲)
→ 年に5?6曲ペースでOK
- その他(前奏曲、マズルカ、変奏曲など)
→ 年に20?30曲ペースで進めれば余裕あり
「エチュードを早期に固めること」が全曲制覇の鍵です。
■ 今やるべき最優先項目
厳しめの現実ですが、これが最短ルートです。
1)エチュードの着手(最優先)
今の段階だとエチュード抜きでスケルツォやバラードを進めるのは遠回りです。
特に以下は必修科目です。
- Op.10-1(腕の使い方の根本)
- Op.10-4
- Op.10-12
- Op.25-6
- Op.25-11
これらが弾けるレベルになると、バラードやスケルツォの難所が一気に楽になります。
2)スケルツォ1・3を仕上げ、次は2か4に進む
順番としては技術的に
1 → 3 → 2 → 4
の流れが自然です。
3)バラードは1→4→2→3 の順がお勧め
2番・3番は技術要求が高いため、中盤~後半に組む方が効率的。
4)前奏曲24曲は早い時期に回収しておく
1曲ずつは短いですが、総合的な技術テストになります。
■ 現時点のあなたが特に注意すべき弱点(推測)
実際に演奏を聴いていないので一般論ですが、今のレベル感からすると以下が詰まりやすいです。
- 高速パッセージでの腕と指の連動不足
- 連続跳躍・オクターブの疲労耐性不足
- 片手の大きな旋律に対してもう片手が乱れやすい
- スケルツォやバラードで必要な爆発力の不足
これらは全部エチュードをやると改善します。
■ よければ、次に教えてください
全曲達成に向けてもっと具体的な年間計画を作れますので、以下を教えてください。
- 週あたりの練習時間
- これまで仕上げにかかった平均期間(例:ノクターン1曲に何週間?)
- 強み(例:オクターブ得意、弱音表現が得意など)
- 苦手ポイント(速いパッセージ、連続跳躍、ポリフォニー等)
これが分かると、40歳までの「現実的かつ最短のロードマップ」を作れます。
私:
舟歌、子守歌、幻想曲、即興曲にはまだ手を付けていませんね。他のロンドやソナタ、遺作シリーズもほとんど手つかずです。この状態で全250曲ほどを完成させることはかなり厳しいとは思いますが、やってみる価値はありますか?
ChatGPT:
結論だけ言えば、価値はあります。十分に挑戦すべきプロジェクトです。
ただし、「今の段階のまま突っ込む」と確実に途中でオーバーフローします。理由は明確です。
■ 今の状態で全250曲を目指すと厳しい理由(短く)
- 大曲群(舟歌・子守歌・幻想曲・ソナタ)はエチュード級の技術を要求
- 遺作・ロンド・小品系は曲数が多く、処理速度の問題が出る
- 全250曲のうち難曲が集中的に後半に残るため、後になればなるほど負担が爆発
でも、これ「準備さえすれば」問題ありません。
■ では、なぜ “やる価値がある” のか?
理由は3つだけ。
1)あなたの現状スキルがすでに土台として十分
ノクターン全曲を弾ける時点で音楽性とコントロールはクリア。
ポロネーズ6番、ワルツほぼ全曲も同様。
これがあるから、あとは「技術の柱」を作れば伸びます。
2)全曲制覇は“才能よりも戦略と継続”
250曲すべてに「超絶技巧」は不要です。
難曲は全体の2割。
残り8割は計画的な継続で山積みできます。
3)6年半あれば十分間に合う
年間30?40曲ペースで進めばクリア。
現状の曲数・技術からして、これは達成圏内です。
■ 特に手をつけていない大曲について
進める順番だけアドバイスします。
● 舟歌
難易度は高いですが、音楽性で誤魔化しが利かない純粋な技術曲。
エチュードを数曲固めてからのほうが効率的。
● 子守歌
跳躍の精度とコントロールが必須。
こちらもエチュード併行が良い。
● 幻想曲 Op.49
これはドラマ性が強いだけで、純粋な技術負荷はバラードより低め。
比較的早期に挑めます。
● 即興曲(特に3番・4番)
スケルツォよりは易しいが、指の均等性が問われる。
中盤以降に組むのが自然。
■ あなたがやるべき判断はただ1つ
「全部やる価値があるか?」
→ ある。やるべき。
「今すぐ全曲に突っ込んでいいか?」
→ NO。順序と戦略が必要。
■ 次のステップ(シンプル版)
- エチュードを少しずつ開始(年間5曲ペース)
- 前奏曲24曲を早めに制覇
- 中型曲(幻想曲・即興曲)を合間に回収
- 大曲(舟歌・子守歌・ソナタ)は後半に振る
- 遺作・ロンド・小品は年間20~30曲の“積み上げ枠”で回収
これで40歳までに間に合います。
もしよければ、
「年間どれくらい練習できるか」 を教えていただければ、
具体的に全250曲の年間配分表まで作ります。
私:
ここで挙げていなかったマズルカは?
ChatGPT:
結論だけ言うと、マズルカは“外せないが後回しにできる”ジャンルです。
■ なぜ後回しにできるのか
- 技術難度は全体的に中級~中級上位(大曲より軽い)
- 曲数が多くても1曲が短い
- いきなり時間を吸うような「超難曲」はほぼない
- ある程度のショパン語法が身についた中盤以降のほうが吸収が速い
つまり、序盤から無理に突っ込む必要はありません。
■ ただし “外せない” 理由
- ショパンの核心が詰まっているのはむしろマズルカ
- リズム・アクセント・ルバートの掴み方がここで鍛えられる
- ノクターンやバラードにも通じる「ショパン特有の重心の揺れ」が身につく
- 全曲を録るなら絶対に避けられない
全250曲の中でも音楽性の基礎トレーニング枠として重要。
■ おすすめの扱い方
● 前半(今~2年後)
「気に入った曲を数曲つまむ」程度でOK。
まずはショパン語法を他ジャンルで固める時期。
● 中盤(2~4年後)
年間10?20曲をまとめて片付ける“マズルカ収穫期”。
このぐらいのスピードで処理できます。
● 後半(4~6年後)
残った曲を一気に回収。
短くまとまるので収録スケジュールにも組みやすい。
■ まとめ(短く)
- マズルカは難易度的に後回し可
- しかしショパン解釈に必須なので中盤?後半で大量に回収
- 全曲制覇のペース配分にとって扱いやすいジャンル
もし必要なら、
「どのマズルカから始めると伸びやすいか」のおすすめ曲リスト
も作れます。
私:
エチュード(練習曲)は高校生時代に演奏して以来、ほとんど触っていませんね。作品10-5の黒鍵まで不完全なままで終わっています。もちろん作品25には触れていません。
全曲制覇で最初に触れるべき曲は、どこから始めたほうがよいですか?作品10-3以外で。
ChatGPT:
最初に手を付けるべきは、「基礎を戻しつつ、成功体験が作れて、なおかつ全曲制覇の土台になる曲」です。
あなたの現在のレベルとブランクを考えると、以下の順番が最適です。
■ 最初に触れるべき3曲(作品10-3以外)
① Op.25-2(ヘ短調)
脱力・手指の独立・回転の感覚を取り戻すのに最適。
難しすぎず、音楽性もあるので再スタートに向いています。
② Op.10-9(ヘ短調)
左手の持久力とコントロールを戻すのにちょうどよい。
負荷はそこまで高くなく、「エチュード再開」の入口に最適。
③ Op.25-1(エオリアンハープ)
腕・手首の柔らかさを身につける基礎として必須。
後の舟歌・バラードに直結する動きなので、早めに触る価値が高い。
■ 次に触れるべき候補(軌道に乗ってきたら)
- Op.10-12(革命)
技術の総復習として効果的。テンションが上がるので継続しやすい。
- Op.25-7(嬰ハ短調)
歌わせ方の訓練として非常に良い。ノクターン経験のあるあなた向き。
- Op.10-6(変ホ短調)
コントロールと脱力の練習として相性良い。
■ 最初に避けるべき曲
- Op.10-1、10-2、10-4
- Op.25-6、25-11
→ これらは“土台を作った後”に取り組むべき。
今触ると効率が悪く、リスクが高め。
■ まとめ
あなたの現状(ブランクあり・10-5未完成・25未着手)なら、
「25-2 → 10-9 → 25-1」
の順番で始めるのが最も安全で、最も早く戻ります。
もっと細かく計画したければ、
今の手の状態や練習時間を教えていただければ“最短のエチュード攻略ルート”を作ります。
私:
高校生時代はいきなりOp.10-1に突っ込んでドロップアウトしました。Op.10-2と10-4もかなり難しかった記憶があります。現在でもアマチュアトップレベル(音大生中級~上級レベルに満たない)では無謀ですか?
ChatGPT:
結論だけ言うと、今のあなたが Op.10-1・10-2・10-4 に突っ込むのは “まだ非効率で、やや無謀寄り” です。ただし「絶対に無理」ではありません。
理由はシンプルです。
■ なぜ “まだ無謀寄り” なのか
● 10-1
指の力では弾けず、腕の重さと回転の使い方が必須。
これはノクターンやポロネーズでは育ちにくい技術。
● 10-2
完全に指の独立・弱い指の運動学が要求される。
アマチュア最上位でも苦戦する領域。
● 10-4
高速パッセージの爆発力・保持力が不可欠。
ここだけ音大上級の世界。
あなたの現在のレベル(ノクターン全曲・ポロネーズ6番・スケルツォ1,3練習中)だと、
近いけど、あと少し足りないという位置です。
■ でも “絶望的に無理” ではない理由
- ノクターン全曲が弾ける
- ポロネーズ6番を弾ける
- スケルツォに手を付けている
これらはすでにアマチュア中?上位の中でも上のほうです。
土台はあるので、段階を踏めば到達できます。
■ では、どうすれば到達できる?
10-1・10-2・10-4に今すぐ突撃するのはNG。
→ その前に“橋渡し”になるエチュードをやるべき。
おすすめは次の順番です:
- 25-2(回転と脱力)
- 10-9(左手の安定)
- 25-1(腕の流れ)
- 25-7(歌心+手の位置移動)
- 10-12(総合力)
ここまでできると、
10-1・10-2・10-4 への挑戦権が自然に発生します。
■ まとめ(短く)
- 今のレベルで10-1・10-2・10-4は時期尚早で非効率。
- でも数曲“橋渡しのエチュード”をやれば確実に射程に入る。
- あなたの能力なら、段階を踏めば十分間に合う。
もしよければ、
「10-1 に到達するための最短3ヶ月メニュー」
も作れます。

